北鉄白山バス株式会社(ほくてつはくさんバス)は、石川県白山市に本社を置くバス事業者。北陸鉄道のバスグループの1社である。白山市と能美市を主な営業エリアとし、路線バスおよび貸切バスを運営している。
概要
1995年(平成7年)に、北陸鉄道の鶴来営業所を分離して、加賀白山バス株式会社(かがはくさんバス)として発足した。後述する会社合併の時点で白山市のほかに野々市市に野々市営業所を置いていた。
2012年(平成24年)10月1日に、事業者再編に伴い北鉄金沢中央バス・ほくてつバスと合併して北鉄金沢バスとなり初代法人が消滅、同時に同社の100%子会社として2代目法人が設立された。なお、野々市営業所は北鉄金沢バス設立時に同社の所属へ変更されたが2022年3月をもって廃止され、同営業所管内の路線の半数は当社に移管された[8]。
2021年(令和3年)7月1日に観光バス専業の北陸交通を吸収合併し[4][5]、現社名に変更した[1][6]。
事業所
現在
- 本社
- 石川県白山市安養寺町二30番地[1](北陸鉄道金沢営業所南部支所内)
過去
- 本社
- 野々市営業所
- 石川県野々市市横宮11-2
- 2001年3月、北陸鉄道本体からの大量路線移管に伴い、旧・北陸鉄道野々市営業所跡地の車庫・建物を活用して発足。2012年10月に北鉄金沢バス野々市営業所となり、2022年3月末に廃止された。
- 鶴来駅前サービスセンター(旧本社[9])
現行路線
辰口線
- 33:金沢駅 - 香林坊 - 有松 - 四十万 - (加賀産業道路) - 辰口温泉 - 緑が丘十丁目/いしかわ動物園 - 辰口和光台
- 33:辰巳丘高校←錦町←猿丸神社前←有松←四十万←(加賀産業道路)←辰口温泉←緑が丘十丁目
金沢寺井線
- 42:金沢駅 - 香林坊 - 有松 - 伏見橋 - 野々市中央 - 太平寺 - 松任 - 成 - 寺井中央
- 2020年4月1日:松任ゆきが1本設定されているが、路線番号は40番となっていた。
- 2022年4月1日:北鉄金沢バス野々市営業所廃止に伴い当社へ移管[12]。松任どまりの便は後述の48番に振り替える形で消滅した。
錦町野々市線
- 43:北陸大学薬学部/辰巳丘高校/金沢大学附属病院 - 香林坊 - (野町駅) - 有松 - 押野 - 野々市市役所
- 1999年3月14日改正で43小立野線(大学病院前 - 野々市車庫・富光寺住宅)と15野町小立野線(野町駅 - 東部車庫・辰巳丘高校)を連結してできた路線である。
- 2012年10月1日:加賀白山バスから北鉄金沢バス野々市営業所に移管。
- 2018年4月1日:野々市方向のみ広坂経由から丸の内経由に変更。
- 2021年4月1日:富光寺系統が全廃(快速を含む)。廃止された区間のうち、野々市スポーツランド前・中林は2022年4月1日改正で復活する。
- 2022年4月1日:北鉄金沢バス野々市営業所廃止に伴い当社へ移管[12]。野々市車庫発着から野々市市役所へ延長[12]。
- 2023年4月1日:路線番号が15番の系統も43番に変更して統一。
野々市線
- 44:金沢駅 - 香林坊 - 泉新町 - 押野 - 野々市市役所 - 新庄六丁目 - 南部車庫
- 48:金沢駅 - 香林坊 - 泉新町 - 野々市中央 - 太平寺 - 松任 - 松任駅北口
- 金大附属学校自衛隊前←二水高校前←押野←押野三丁目(旧野々市車庫)←押越←野々市駅(平日のみ運行)
- 金大附属学校自衛隊前 - 二水高校前 - 円光寺 - 金沢工業大学 - 野々市図書館前 - 太平寺 - 野々市駅(12月から2月までの平日のみ運行、2022年度以降休止で、2024年12月に廃止予定)
- 2003年1月6日:(新)県庁前へ直通するダイレクト便の運行を開始。
- 2012年10月1日:加賀白山バスから北鉄金沢バス野々市営業所に移管。
- 2022年4月1日:北鉄金沢バス野々市営業所廃止に伴い当社へ移管[12]。野々市車庫発着から南部車庫発着へ変更され、松任駅北口発着の48番が新設される[12]。
- 野々市駅 - 金大附属学校自衛隊前の冬季臨時便は2022年度、2023年度は運行されず[14]、2024年12月1日付で廃止される予定[15]。
八日市線
- 45:金沢駅 - 香林坊 - 伏見橋 - 八日市住宅 - 野々市駅
- 時期不明:野々市駅 - 横江 - 南松任間を廃止し、武蔵ヶ辻 - 金沢駅間を延長。同時に横江線から八日市線に改称。廃止期間の一部は「めぐーる」と併走。
- 2012年10月1日:加賀白山バスから北鉄金沢バス野々市営業所に移管。
- 2022年4月1日:北鉄金沢バス野々市営業所廃止に伴い当社へ移管[12]。
- 2023年4月1日:押越経由の46番を廃止[13]。
松任中奥線
- 47:香林坊 - 本多町 - 平和町 - 金沢工業大学 - 明倫高校前 - 長竹 - 松任 - 千代野ニュータウン(平日のみ運行)
- 長らく無番の路線だったが、2021年4月1日改正から47番を名乗るようになった。
- 2022年4月1日:北鉄金沢バス野々市営業所廃止に伴い当社へ移管[12]。
- 2022年7月16日:いままでスルーしていた「矢作三丁目」停留所への停車を開始。
野々市金大線
- 98:金沢大学 - 旭町 - 如来寺前 - 寺町一丁目 - 野々市中央 - 太平寺(平日のみ運行)
- 2012年10月1日:加賀白山バスから北鉄金沢バス野々市営業所に移管。
- 2008年12月21日から2021年3月31日までは日祝は全面運休となっていた。
- 2022年4月1日:北鉄金沢バス野々市営業所廃止に伴い当社へ移管[12]。野々市車庫発着から太平寺発着に変更[12]。従来野々市車庫行きの幕番は48だったが、両方向とも98に統一。
- 2023年4月1日:土・休日運休に変更。
市立病院線
- 金沢大学/辰巳丘高校←平和町←四十万(平日のみ運行)
- 2012年10月1日:加賀白山バスから北鉄金沢バス野々市営業所に移管。
- 2022年4月1日:北鉄金沢バス野々市営業所廃止に伴い当社へ移管[12]。
- 2023年4月1日:鶴寿園への乗り入れを廃止[13]。
河原山線
中宮線
元々の中宮線は、「鶴来駅 - 白山下 - 瀬女 - 白山一里野 - 中宮温泉」であったが廃止された。鶴来駅 - 瀬女までの区間は河原山線が引き続き運行し、瀬女 - 中宮温泉間は「めぐーる」が引き継いでいる。
鳥越線
- 金沢駅 - 香林坊 - 上有松 - 横川三丁目 - 野々市中央 - 鶴来駅 - 口直海 - 上野(かみの)
- 金沢駅 - 香林坊 - 上有松 - 横川三丁目 - 野々市中央 - 太平寺
- 時期不明:上野 - 神子清水 - 阿手間を廃止。同区間は「めぐーる」の路線に組み込まれている。
- 2009年4月1日:金沢駅方向は全便野々市中央発に改正。
- 2022年4月:野々市中央発着便を太平寺まで延伸。
- フリー乗降区間は中島 - 上野である[11]。
白峰線
- 金沢駅 - 香林坊 - 上有松 - 横川三丁目 - 野々市中央 - 鶴来駅 - 口直海 - 黄門橋 - 瀬女 - 白峰車庫 - 白山体験村
- フリー乗降区間は中島 - 白山体験村である[11]。
白山線
- イオンモール白山 - 松任駅前 - 白山市役所前 - 松任中央病院 - 上森島 - 鶴来駅 - 口直海 - 黄門橋 - 瀬女 - 白峰車庫 - 白山体験村
- フリー乗降区間は本鶴来 - 翠星高校前、中島 - 白山体験村である[11]。
- 2021年7月15日の改正でイオンモール白山まで延伸した。
鶴来線
- 松任駅前 - 中町 - 上森島 - 鶴来駅
- フリー乗降区間は新徳丸 - 本鶴来である[11]。
三反田線
- 松任駅前 - 山島台中央 - 三反田 - 中島東 - 山の庄
川北線
佐野線
- 小松駅 - 寺井中央 - 緑が丘十丁目 - 辰口/いしかわ動物園
- フリー乗降区間は寺井中央 - 辰口である[11]。
運行受託路線
- 白山市コミュニティバス「めぐーる」
- 2018年度からは、松任・美川地域を担当していた北鉄金沢バスから路線を委譲し全域で受託している。
- 能美市コミュニティバス「のみバス」[17]
廃止路線
グループ他社に移管し、当社としては廃止になった路線を含む。
黒田線
- 57:武蔵ヶ辻 - 香林坊 - 富本町 - 若宮町 - 西金4丁目 -新金沢郵便局
- 57・64:工業試験場 - 県庁前 - 金沢駅西口 - 若宮町 - 西金4丁目 / 新神田 - 保古町 - 上荒屋西
- 2012年10月1日:加賀白山バスから北鉄金沢バス野々市営業所に移管。
鳴和・増泉線
- 82:柳橋 - 金沢星稜大学・星稜高校(通学時間帯のみ一部立ち寄り) - 神宮寺 - 金沢駅 - 富本町 - 西金沢
- 2012年10月1日:加賀白山バスから北鉄金沢バス野々市営業所に移管。
元町有松線
- 89・33:東金沢駅 - 神宮寺 - 香林坊 - 有松 - 寺地 - 金沢工業大学
- 2012年10月1日:加賀白山バスから北鉄金沢バス野々市営業所に移管。
能美線
1980年に廃止した能美線の廃止代替バス[16]。2007年12月31日廃止。廃止後は「のみバス」と北陸先端科学技術大学院大学シャトルバスがそれぞれ代替輸送を行っている。
松任石川中央病院線
現在は「めぐーる」の路線に組み込まれている。
野々市南部車庫線
- 野々市中央 → 明倫高校 → 南部車庫(野々市南部車庫線)
- 南部車庫 → 粟田 → 野々市中央(野々市南部車庫B線)
上記2路線は、2010年3月末で廃止。
小松空港B線
- 特急:野々市車庫 - 野々市町中央公民館前 - 工業大学前 - 高尾南3丁目 - 金沢国際ホテル - 金沢村田前 - 安養寺北 - 南部車庫 - 加賀産山島台ニュータウン - 北陸先端科学技術大学院大学 - 加賀産辰口温泉 - 小松駅前 - 小松空港
- 2004年4月、北鉄南部営業所より移管された。同社初の空港リムジン路線だった。
- 2008年からは小松駅にも乗り入れている。
- 原則、小松空港以外の停留所は、空港行き:乗車のみ、空港発:降車のみだが、小松駅前は、空港行き:降車のみ、空港発:乗車のみの取り扱いであった。また野々市車庫行きで、先端大学での降車客がいない場合、同バス停を経由しない場合があった。
- 野々市車庫・南部車庫には、同路線利用者用の無料駐車場を用意していた。
- 2010年9月末で廃止。
車両
三菱ふそう・日野自動車・UDトラックスの3メーカーを保有している。2004年以降ノンステップバスを中心に新車を積極的に導入している。日野・HRや三菱ふそう・MKといった中型10.5m車のほかフルサイズ大型車の導入もあったが、これらは北鉄金沢バスへ移籍し現在は中型車を中心に保有している。
また、新車と並行して北鉄本社のほか名鉄バス・大阪シティバス(旧大阪市営バス)・川崎市営バスなどからの移籍車も導入されている。
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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鉄道事業 |
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バス事業 |
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レジャー事業(廃止) | |
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乗車券 | |
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グループ企業 |
北鉄航空 - 北陸商事 - 北陸自動車興業 - 北陸電設 - 北陸道路施設 - 北陸ビルサービス - ホクリクコム - 山代プラザ
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関連項目 | |
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