北九州病院グループ北九州病院グループ(きたきゅうしゅうびょういんグループ)は、福岡県北九州市小倉北区に本部を置く「社会医療法人北九州病院」(しゃかいいりょうほうじんきたきゅうしゅうびょういん)を中核にする病院グループ。 概要日本の病院病床数、系列病院数のランキングでは、国際医療福祉大学グループを抜き9番目に大きい病院グループとされている。系列病院数は8病院。社会医療法人北九州病院の合計病床数は、2,645病床。 但し、上記系列病院数・総病床数は純粋に社会医療法人北九州病院としての数値の為、系列の医療法人福西会も含むと病床数3,000病床は優に超える。 系列病院数は11病院。北九州病院グループ連結職員数は5,000名以上に上る。 また、北九州病院グループに属する関連法人(病院・介護老人施設・看護学校など運営)も含むと50以上の事業所・施設・病院を有する九州最大の病院グループである。 尚、北九州病院グループ(福西会などの系列含む)は病院以外に介護保険施設なども運営している。 住友金属健康保険組合出身の中里寿が、1955年に当時の小倉市内で病院運営に乗り出したことを切っ掛けとして、その後の高度経済成長の波に乗って経営を拡大した。だが、後述する様に1985年に中里理事長が医療費不正請求事件で逮捕され、経営陣を一新して現在に至る。現在の理事長は重松昭生。長く市内にある産業医科大学で麻酔学の研究で活躍し、病院長、学長などを務め2007年度いっぱいで大学を退職。その後、北九州病院に迎えられた。 また関連団体として、一般財団法人西日本産業衛生会があり、こちらは主に健康診断の分野を担っている。 北九州病院グループの病院
北九州病院グループ
事件医療費不正請求事件1985年にグループ病院で看護師を水増しして、多額の基準看護料を不正受給した詐欺事件が発覚。更に、県職員への供応や国立大学や私立大学の医学部教授に資金を提供して医者の名義貸しを行っていたことも発覚し、中里寿理事長らが逮捕された。このためグループ解体・病院の廃院も囁かれたが、当時の末吉興一北九州市長の斡旋もあって、福岡県や北九州市・医師会や地元経済界から理事を送り込んで経営陣を一新している。 北九州総合病院救命救急センター長逮捕2015年11月17日、同グループが運営する北九州総合病院の救命救急センター長の医師が知人女性対する暴行容疑で逮捕される事件が発生した。 「爪切り」事件→詳細は「爪切り事件」を参照
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