利用者:Euph0956/響け!ユーフォニアム (アニメ)
『響け!ユーフォニアム』(ひびけユーフォニアム)は、武田綾乃による同名の小説を原作とする日本のテレビアニメシリーズ。 第1期『響け!ユーフォニアム』は2015年4月から7月まで、第2期『響け!ユーフォニアム2』は2016年10月から12月まで、TOKYO MXほかにて放送された[2][3]。また、2016年には第1期の総集編映画『劇場版 響け!ユーフォニアム〜北宇治高校吹奏楽部へようこそ〜』が、2017年には第2期の総集編映画『劇場版 響け!ユーフォニアム〜届けたいメロディ〜』が公開された[4][5]。 2018年にはスピンオフ映画『リズと青い鳥』が、2019年には新作長編映画『劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜』が、2023年には新作中編映画『特別編 響け!ユーフォニアム〜アンサンブルコンテスト〜』が公開された[6][7][8]。『誓いのフィナーレ』と『アンサンブルコンテスト』はまとめて「久美子2年生編」と呼称されている[9]。 2024年4月から6月にかけては第3期『響け!ユーフォニアム3』がNHK Eテレにて放送された。「久美子3年生編」が描かれる[10]。 沿革劇場作品の詳細な沿革については各記事、もしくは各節を参照。 2014年12月28日 - 『響け!ユーフォニアム』のアニメ化企画が発表され、2015年4月放送開始と予告される[11]。 2015年1月23日 - メインキャストが発表される[12]。 2015年4月から7月 - 第1期が放送される[2]。 2015年10月31日 - 南座にて行われた本作のイベント「都でお祭りフェスティバル 〜南座へようこそ〜」にて、第1期の総集編映画と第2期の制作が発表される[13]。 2016年4月23日 - 『劇場版 響け!ユーフォニアム〜北宇治高校吹奏楽部へようこそ〜』が公開され、同日に新宿ピカデリーで行われたの舞台挨拶にて、第2期の放送開始時期が2016年10月であると予告される[4][14][15]。 2016年6月4日 - 第2期のタイトルが『響け!ユーフォニアム2』と明らかになり、第2期より登場する新キャラクターのキャストも発表される[16]。 2016年10月から12月 - 第2期が放送される[3]。 2017年9月30日 - 『劇場版 響け!ユーフォニアム〜届けたいメロディ〜』が公開される[5]。 2018年4月21日 - 『リズと青い鳥』が公開される[6]。 2019年4月19日 - 『劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜』が公開される[7]。 2019年6月1日 - 宇治市文化センターで行われた「『響け!ユーフォニアム』5回目だよ!宇治でお祭りフェスティバル」にて「久美子3年生編」の制作が発表される[17]。 2022年6月4日 - 宇治市文化センターで行われた「『響け!ユーフォニアム』6回目だよ!宇治でお祭りフェスティバル」にて「アンサンブルコンテスト編」の劇場上映、および「久美子3年生編」がテレビアニメとして放送されることが発表される[18]。 2023年8月4日 - 『特別編 響け!ユーフォニアム〜アンサンブルコンテスト〜』が公開され、同日に新宿ピカデリーにて行われた舞台挨拶にて、第3期『響け!ユーフォニアム3』が2024年4月放送予定と予告される[8][19]。 2024年4月から6月 - 第3期『響け!ユーフォニアム3』が放送される[20]。 登場人物学年は特記がなければ、久美子が1年生(第1・2期)の時のもの。 北宇治高校吹奏楽部員
顧問・コーチ
その他の人物
スタッフ第3期では、NHKでの本放送・配信時はクレジット表記が一部異なるため、その箇所については注釈にて示す。
制作アニメーション制作は京都アニメーションが担当。監督は『涼宮ハルヒの憂鬱』『中二病でも恋がしたい!』などを手掛けた石原立也[41]。さらに『けいおん!』『たまこラブストーリー』などの監督として受賞歴のある山田尚子がシリーズ演出を担当した[41]。シリーズ演出という山田の役回りについて石原は、監督の参謀役と表現している[42]。 絵コンテ・演出を山田が担当した第1話や石原が担当した第2話など、初期の話数ではコミカルな演出も目立っていたが、作品全体としてはリアルな青春ドラマとしてシリアス寄りの作風に仕上がっている[42]。制作開始当時、監督の石原や脚本の花田十輝がよりコミカルな作風も視野に入れていたのに対して、音響監督の鶴岡陽太は当初からリアリティ重視の演出を志向しており、石原は本作の方向性を見定めたのは最初のアフレコ時だったと述べている[43]。脚本の花田は第5話から第8話の時点でシナリオ執筆の方針が定まったと語っている[43]。 脚本・シリーズ構成第1期では、小説シリーズ第1作『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』を原作として、短篇集『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話』より一部のエピソードが本編に織り込まれるなど、アニメオリジナルの要素を含んだ全13話のストーリーが展開された。 第2期では、小説シリーズ第2作『響け!ユーフォニアム2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏』と第3作『響け!ユーフォニアム3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機』を原作としており、第1期同様に全13話のストーリーが展開された。 第1期は、1話あたり原作30ページ程度のペースで、全体として尺にゆとりを持たせたストーリー構成となっている[43]。全話の脚本とシリーズ構成を担当した花田は当初から、劇中で吹奏楽部の顧問が赴任して部活動が本格的に始動するまでに2話を費やすなど、近年のアニメ脚本としては比較的スローペースの構成案を提案していた[43]。監督の石原も同じ意向を持っていたため、この基本プランがそのまま採用される形となった[43]。 原作では主人公たちの所属する吹奏楽部の部員数は81人とされているが、テレビアニメでは64人に変更された[44]。原作に登場しない人物を含め全ての部員に名前とキャラクターが設定されており、花田は全員に登場機会を割り振りながら脚本を執筆した[43]。 舞台設定原作は京都府宇治市が主な舞台となっており、関東出身の主人公など一部の登場人物を除いて作中の台詞に宇治訛りの京都弁が使われているが[45]、テレビアニメでは共通語に変更されている。 監督である石原の認識としては本作の舞台設定はあくまで架空のものというスタンスであるが、本作の製作にあたっては監督をはじめ主要スタッフが実際の吹奏楽コンクール会場や宇治川、仏徳山(大吉山)ほか実在の舞台地に赴いて現地取材を実施し、脚色や作画に反映している[46]。主人公である久美子の通学シーンは原作の描写に沿って、自宅の最寄り駅である京阪宇治駅から友人の葉月が乗降する黄檗駅を経て六地蔵駅までの電車通学という設定で描かれる[47]。主人公たちが通う北宇治高校の所在地については原作者の大まかなイメージに基づいており、学校の最寄り駅は原作には登場しないが、京阪宇治線の黄檗駅から中書島駅間で通学路に茶畑の描写があることなどから六地蔵駅をアニメ用の設定として採用した[47]。本作の制作プロダクションである京都アニメーションの主要スタジオはこれら主な舞台地の近隣に位置しており、作画用の資料写真が不足した際には容易に現地へ赴き撮影することができたため、ロケーションとしては好都合だったと石原は述べている[47]。 映像・作画吹奏楽部のメンバー全員を含む登場人物のデザインを池田晶子が担当した[48]。石原のオーダーに合わせ、各キャラクターは全体的に可愛らしさを重視したデザインとなっている[48]。本作に限らず、池田が作成するキャラクター表には池田自身がイメージした各キャラクターの簡単な性格付けやプロフィール設定が書き添えられ、作画スタッフがキャラクターの芝居を描く際の参考として用いられている[48]。 キャラクターデザインの作業に着手した段階では原作小説の既刊が第1作のみしかなく、ライトノベルのような挿絵イラストの類も挿入されていないため、当初はアサダニッキによる第1作の表紙装丁イラスト1点のみを唯一のビジュアル資料として主要キャラクターの検討が進められた[48]。数ある登場人物のうち、石原が安心感のある可愛いさと評する小笠原晴香部長のデザインがいち早く仕上がった[48]。劇中で吹奏楽部のマドンナと称される中世古香織も目元にほくろを入れたデザインをシリーズ演出の山田が気に入り、比較的早い段階で決定した[48]。主要キャラクターのうち加藤葉月と川島緑輝については、アニメ用のオリジナル設定としてそれぞれツインテールとくせ毛のロングヘアーに髪型を変更する方向でデザインの調整を進めていたが、最終段階で原作の描写に沿った短い髪型へと方針を転換した[48]。作中で長身の美人として描写される田中あすか副部長については、池田の念頭にはより大人びた路線の選択肢もあったが、石原の方針に沿って可愛さに振ったデザインが採られた[48]。副顧問の松本美知恵はアサダがアニメ用に新規イラストを描き起こし、そのイメージをベースにデザインを行った[48]。顧問の滝昇はシリーズ演出の山田からの具体的な要求に沿って、若者らしくない地味な眼鏡、コンクール演奏時の正装とは落差のある普段の風貌、柔らかい質感の髪、柔和な表情といった要素を取り入れたデザインが採用された[48]。 石原はこれまでに刊行されたアサダの漫画作品を全て揃え、本作のキャラクター作画の方向性を探る参考とした[48]。シリアスな描写の多い本作でも一部のコミカルなシーンではギャグ漫画風のキャラクターの崩し顔を使用しているが、アサダの画風に倣って頭身を大きく変えない作画を基本としている[48]。 美術監督の篠原睦雄は、女性キャラクターが多数を占める作画との対比を意図して、全体的にコントラストを強調した力強さのある背景美術の描き方を採用した[47]。空の色は微かに緑がかった色合いを出している[47]。屋内のカットでは蛍光灯などによる室内の光源を弱め、窓からの自然光がより強調されている[47]。石原が好んで用いる演出手法として、逆光を利用した構図を多用している[47]。 音響・音楽劇中に登場する演奏シーンの音源は洗足学園音楽大学の1年生で編成されたバンド、フレッシュマン・ウインド・アンサンブルが担当した[49]。並以下の高校の吹奏楽部がドラマを重ねながら上達してゆく過程を音響面でも表現するため、各場面に合わせて意図的にクオリティを下げた演奏を再現しながら音源の収録が行われた[49]。第1話の演奏シーンでは、吹奏楽に詳しくない視聴者にも演奏クオリティの低さが明瞭に分かるよう、意図的に収録した演奏ミスやテンポのずれた演奏を強調するなどの編集加工が加えられている[49]。 作中に登場するオリジナルの楽曲と劇伴の作曲は松田彬人が担当している[49]。頻出する吹奏楽演奏シーンの楽器音との混同を避けるため、本作の劇伴は管楽器を使用せずに作られている[49]。劇伴の使用シーン自体も絞り込まれており、音響面の演出傾向としては全体的に静かな作品に仕上がっている[49]。 各演奏シーンで使われる楽曲は原作とは異なる。第1期では劇中のマーチングイベントでの演目がビートルズの「キャント・バイ・ミー・ラヴ」からイエロー・マジック・オーケストラの「ライディーン」に変更され[50]、第5話で本番の演奏シーンが描かれるまでは同曲を視聴者に聞かせないという演出上の意図により、本番までの練習シーンでは同曲を演奏する描写を避けるよう脚色されている[43]。主人公たちのコンクール課題曲として原作に登場する架空の楽曲『三日月の舞』がアニメでは自由曲という設定に変更されており[51]、原作での自由曲『イースト・コーストの風景』のコルネットソロを巡る騒動は、アニメでは『三日月の舞』のトランペットソロを巡る騒動に置き換えられている。上級生の中で最も演奏の上手い3年生部員と超高校級の新入部員がトランペット演奏の優劣を決めるという当該エピソードの演奏録音では、それぞれ大学生とプロの奏者を起用して劇中での実力者同士の力量差を実演奏の音色の違いで直接表現した[49]。2期では、2年前の吹奏楽コンクールにおける南中学校のコンクール自由曲及び劇中での吹奏楽コンクールにおける明静工科高校の自由曲は「だったん人の踊り」に、文化祭の演奏曲はフィンガー5の「学園天国」と大滝詠一の「君は天然色」、駅ビルコンサートの演奏曲はT-SQUAREの「宝島」に変更された。 なお、第1期の第1話において、テレビ時代劇『暴れん坊将軍』のテーマ曲(作曲は菊池俊輔)を吹奏楽にアレンジしたものが劇中曲として使用されているが、ストーリーの都合上、劇中では下手に演奏された音源しか使用されていない。しかし、「指導を受けて上達した」という想定で上手に演奏された音源も録音されており、本作のサウンドトラックには両方とも収録されている。 評価・反響本作のアニメ化は吹奏楽経験者にはおおむね好評だった。エキサイトレビューではホルン経験者のライターが「Twitterを見ると、吹奏楽部経験者たちが悶絶していた」「あるあるすぎる」とリアルな描写を解説[52]、管楽器専門誌『楽器族。ブラストライブ』はTwitterで「経験者にはドンピシャで納得できる台詞や演出がテンポよく決まる。これは凄いアニメだ。」と絶賛[53]。一方、Newtypeアニメアワード2014-2015中間結果発表では作品賞(TV作品)で14位[54]、最終結果でも10位以内に入ることはできなかった[55]。しかし、吹奏楽部ではマイナー楽器の代名詞だったユーフォニアムを第一希望にする人も増えており、人気楽器の仲間入りをした[56]。 アニメ流行語大賞2016では、「たった今、好きになった」が金賞を受賞した[57]。アメリカのアニメ評価サイト「Anime Trending」が主催した「第2回 Anime Trending Awards」ではBEST IN CHARACTER DESIGN部門とMUSIC ANIME OF THE YEAR部門で1位、BEST IN SCENERIES AND VISUALS部門とMYSTERY OR PSYCHOLOGICAL ANIME OF THE YEAR部門で3位をそれぞれ獲得している[58]。 ドイツ文学者でクラシック音楽に関する文献の翻訳も行う三浦淳は、『劇場版 響け!ユーフォニアム〜北宇治高校吹奏楽部へようこそ〜』について、「原作小説もテレビアニメも知らない大人でも十二分に楽しむことができる佳作」[59]「上質の作品」[60]と評価し、『劇場版 響け!ユーフォニアム〜届けたいメロディ〜』及び『リズと青い鳥』に対しても、それぞれ別の観点から高評価を与えた[61][62]。 主題歌
各話リスト各話のエピソードについては「響け!ユーフォニアムのアニメエピソード一覧」を参照
第1期
第2期
第3期
映像特典
放送局
BD / DVDTVアニメ
イベント
CD主題歌各楽曲の詳細については「#主題歌」もしくは個別記事を参照
サウンドトラックLantisより3作品が発売されている。いずれも松田彬人による劇伴のほか、作中で演奏された吹奏楽曲、ソロを始めとした印象的な演奏、前話振り返り用イントロ付きの主題歌なども収録されている[107]。
キャラクターソング2015年7月に4作品、2024年8月から11月に3作品が発売される。 2015年に発売された4作品は各キャラクターの歌唱曲が2曲、担当楽器にフィーチャーした金管四重奏曲が1曲収録された。Vol.1に収録された「北宇治四重奏 第1番 ユーフォニアム」はその後、テレビアニメ第2期の作中にて登場し、第2期サウンドトラック「おんがくエンドレス」に再録された。 2024年に発売予定の3作品はデュエットソングが3曲ずつ収録される。Vol.3に収録予定の鎧塚みぞれと傘木希美のデュエットソング「Tenderly, two line」は、『リズと青い鳥』の主題歌「Songbirds」を書き下ろしたHomecomingsが手掛けた。
ドラマCD
ラジオCD
書籍ガイドブック
原画集
イラスト集
楽譜
ラジオWebラジオ『響け!ユーフォラジオ』は2015年4月13日から11月9日[注 21]まで音泉にて配信された。全24回。パーソナリティは黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳が務めた。 第2期放送に合わせ『響け!ユーフォラジオ2』が2016年10月3日から2017年6月12日[注 22] まで放送された。全19回。パーソナリティは第1回から第13回までは黒沢・安済のペアと朝井・豊田のペアが交互に担当し、それぞれ「久美子と麗奈の特別になりたいラジオ!」、「葉月と緑輝のラジオ!緑ですー!ありがとー!」という副題が冠された[144]。第14回以降は4人全員がパーソナリティを務めた[143]。 2020年7月7日にはテレビアニメ放送5周年を、2023年6月3日には『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』の公開を記念し、復活配信が行われた[145][146]。パーソナリティは引き続き黒沢、朝井、豊田、安済。 第3期放送に合わせ『響け!ユーフォラジオ3』が2024年4月4日から7月9日まで放送された[147]。全5回。パーソナリティは初回のみ黒沢、豊田、朝井、安済が務め[148]、以降は黒沢が単独で務めた[147]。 コーナー
ゲスト
ニコニコ生放送2015年4月7日に「響け!ユーフォラジオ〜放送直前ニコ生スペシャル!!〜」として事前特番を経て、『響け!ユーフォラジオ~MCのいない音楽会~』同年4月16日から9月24日までニコニコ生放送で配信された。全9回。 『劇場版 響け!ユーフォニアム〜北宇治高校吹奏楽部へようこそ〜』公開に合わせ、2016年4月15日に『「響け!ユーフォラジオ〜MCのいない音楽会〜」劇場公開記念スペシャル』が配信された。 アニメ第2期に合わせ、2016年10月5日に『「響け!ユーフォニアム2」放送直前ニコ生スペシャル!』として事前特番を経て、同年10月13日から2017年1月5日まで不定期で『響け!ユーフォラジオ2!〜MCのいない音楽会〜』が配信された。 レギュラー出演者は、黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳。 劇場版劇場版 響け!ユーフォニアム〜北宇治高校吹奏楽部へようこそ〜
『劇場版 響け!ユーフォニアム〜北宇治高校吹奏楽部へようこそ〜』は2016年4月23日公開された総集編映画。久美子と麗奈の関係を中心に第1期の物語が再構成されている[4]。全編にわたって再アフレコが行われたほか、演奏シーンは新規カットが制作され、特にサンフェスでの「ライディーン」は第1期と異なりフルバージョンで使用されている[149]。 第20回文化庁メディア芸術祭ではアニメーション部門・審査委員会推薦作品に選出される[150]。興行収入は2億2300万円[151]。 スタッフ(北宇治高校吹奏楽部へようこそ)出典 - [152]
主題歌(北宇治高校吹奏楽部へようこそ)
批評(北宇治高校吹奏楽部へようこそ)アニメスタイル編集長の小黒祐一郎は、斎藤葵のエピソードがカットされたことにより群像劇としての面白さは薄れたものの、テレビシリーズ未見の観客でも楽しめる構成で、今までのファンが「もっと観たい」と思う内容となっていたと評している[154]。 放送局(北宇治高校吹奏楽部へようこそ)
関連商品(北宇治高校吹奏楽部へようこそ)
劇場版 響け!ユーフォニアム〜届けたいメロディ〜
『劇場版 響け!ユーフォニアム〜届けたいメロディ〜』は、2017年9月30日に公開された総集編映画。久美子とあすかの物語を軸に、第2期の物語が再構成されている。監督は小川太一が務め、テレビシリーズで監督を務めた石原立也は総監督に就いている。小川は本作が初監督作品である[5]。 小川は本作を「一本の映画」にすることを意識して演出を行い、関西大会と合宿の時系列など、第2期と時系列が大きく変更されたほか、あすかの幼少期のエピソードの新規カットが制作された[162]。本作の製作に際し再アフレコが行われ、演奏シーンの一部も描き直されている[163]。 第21回文化庁メディア芸術祭ではアニメーション部門・審査委員会推薦作品に選出された[164]。興行収入は1億3400万円[注 23][165]。 スタッフ(届けたいメロディ)出典 - [166]
主題歌(届けたいメロディ)
批評(届けたいメロディ)本作を鑑賞した指揮者の下野竜也は、演奏シーンのリアルさに驚き、「ひと昔前なら楽器の持ち方が変だったり、演奏と絵が微妙にずれるアニメもあったけど、この映画は全ての奏者の指使いが音と見事に一致していました。そういう感動は『トムとジェリー』のピアノ演奏以来です。」と感想を述べた[167]。 放送局(届けたいメロディ)
関連商品(届けたいメロディ)
リズと青い鳥→詳細は「リズと青い鳥」を参照
2018年4月21日に公開された、みぞれと希美を主人公に据えたスピンオフ映画。監督の山田尚子をはじめ『映画 聲の形』のスタッフが再集結し、制作された[6]。第73回毎日映画コンクールでは大藤信郎賞を受賞し[171]、第22回文化庁メディア芸術祭ではアニメーション部門・審査委員会推薦作品に選定されている[172]。 劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜→詳細は「劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜」を参照
2019年4月19日に公開された完全新作長編映画。『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』が原作となっており、「久美子2年生編」が描かれる[7][9]。 特別編 響け!ユーフォニアム〜アンサンブルコンテスト〜→詳細は「特別編 響け!ユーフォニアム〜アンサンブルコンテスト〜」を参照
2023年8月4日に公開された完全新作中編映画。短編集『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のホントの話』が原作となっており、『誓いのフィナーレ』とともに「久美子2年生編」が描かれる[8][9]。 イベント主催イベント先行上映イベント
お祭りフェスティバル
吹奏楽コンサート
その他
参加イベント
脚注注釈
出典
参考文献
外部リンク |
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