出花崇太郎
出花 崇太郎(でばな しゅうたろう、1985年1月30日 - )は、日本の男性柔道家、総合格闘家。大阪府出身。リングネームはキャプテン☆アフリカ[1][2]。現修斗世界ライト級王者、第10代修斗環太平洋ライト級王者。妻は元プロボクシング世界チャンピオンの池原シーサー久美子。 柔道時代の階級は73kg級。得意技は寝技。柔道以外にも、総合格闘技、レスリング、コンバットレスリング、サンボ、コンバットサンボ、BJJ、グラップリングなど様々な格闘技に取り組んでいる。 経歴泉尾工業高校3年の時にインターハイ73kg級の2回戦で今大会優勝した世田谷学園高校3年の海老沼聖に敗れた[3]。2003年に道都大学へ進学すると、1年の時には全日本ジュニアの決勝で天理大学1年の松本雄史に有効で敗れて2位だった[4]。講道館杯では2回戦で東海大学3年の園田悠二に小内刈で敗れるも、敗者復活戦を経た3位決定戦で筑波大学4年の高松正裕を後袈裟固で破ったのを始め、勝った試合は全て抑込技で一本勝ちした[5]。2年の時には選抜体重別の準決勝で園田に朽木倒で敗れるも3位になった[6]。全日本ジュニアでも3位だった[4]。 卒業後は柔道を引退してサラリーマンになると、会社の海外勤務で25歳の時から3年ほどガボン共和国で過ごした。なお、そこでアフリカを気に入ったことがきっかけとなり、後にキャプテン☆アフリカと名乗るようになった[2]。2009年にはアブダビワールドプロ柔術のアジア予選75kg級に出場して3位になった[1]。 その後、幼馴染だった女子ボクシングの世界チャンピオンである池原シーサー久美子と結婚したが、お互いの父親が中学時代に同級生で親友同士でもあったという[2]。なお、プロボクサーの妻を応援しているうちに自らも人生を掛けた戦いに挑みたいと思うようになり、30歳過ぎにプロの格闘家へ転進することを決めた[2]。寝技には自信があったものの、総合格闘技道場コブラ会に体験入門した際に会長の三島☆ド根性ノ助に太刀打ちできなかったことがきっかけで、どのような組技、ルールでも通用する寝技を追求するためにコブラ会の所属となった[2]。 2016年にはコンバットレスリングのアジア選手権と世界選手権の74㎏級で優勝を果たした[7]。また、グラップリングのジャパニーズナショナル大会ノーギ柔術ミドル級と無差別でも優勝した一方、RIZINのオープングラップリングトーナメント75kg級では2位だった[1]。さらに、アマチュア修斗の全日本選手権ミドル級で優勝した[1]。 2017年にはプロフェッショナル修斗のライト級新人王決定トーナメントでも優勝してMVPを獲得した[1]。また、グラップリングの全日本ノーギ柔術選手権エキスパートミドル級で優勝すると、全日本ブラジリアン柔術選手権の黒帯ミドル級では2位となった[1]。加えて、サンボの世界選手権74kg級にも出場するが、初戦でジョージアの選手に敗れた[8]。 2018年にはプロフェッショナル修斗で元パンクラスウェルター級王者の鈴木槙吾に一本勝ちした[2]。レスリングの全日本マスターズ選手権フレッシュマンズの78kg級で優勝した[1]。さらに、QUINTETの大会に柔道チームの一員として石井慧や小見川道大などとともに出場すると、HALEO Dream Teamとの対戦ではQUINTETの創案者である桜庭和志と引き分けた[9]。 2019年にはQUINTETの大会にTEAM NEO JUDOの一員で出場すると、初戦でTEAM U-JAPANのミノワマンや所英男に一本勝ちするも、決勝ではTEAM CARPE DIEMの山田崇太郎に一本負けして2位だった[10]。サンボのプーチン大統領杯全日本選手権74kg級では3連覇を達成した[11]。 2020年2月9日、コンバットサンボの全日本選手権74kg級で優勝した[12]。 2020年7月12日、修斗世界ライト級王者決定戦で川名雄生と対戦し、1RKO負けを喫し王座獲得に失敗した。 2021年12月19日、PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.8 in OSAKAで修斗環太平洋ライト級チャンピオンシップで前回敗戦したマックス・ザ・ボディと再戦し、1Rにギロチンチョークによる一本勝ちを収め、初防衛に成功した。 2023年6月24日、 ROAD FC 64 のROAD FC 70kgグローバルトーナメント・1回戦で キム・スーチョル から一本勝ち経験のあるROAD FCフェザー級王者パク・ヘジンとの寝技師対決を3-0の判定勝ちで勝利し、準決勝に進出した[13]。 2023年8月26日、ROAD FC 65 のROAD FC 70kgグローバルトーナメント・準決勝で1RパウンドTKO、準決勝敗退でトーナメント3位だった。 2024年4月13日、ROAD FC 68 ハン・サングォンにパウンドアウト寸前まで追い込まれるも、腕ひしぎ十字固めで大逆転勝利、勝利後マイクでROAD FCライト級王者パク・シウォンにROAD FC 70kgグローバルトーナメント・1回戦で対戦要望した。 2024年7月28日、2度目の修斗世界ライト級王者決定戦で、大尊伸光と対戦し1Rでスカーフホールドアームバーで一本勝ちを収め、修斗世界ライト級王者に輝いた。 戦績総合格闘技
グラップリング
柔道 修斗
レスリング
コンバットレスリング
サンボ
コンバットサンボ
BJJ
グラップリング
(出典[1]) 獲得タイトル
関連項目脚注
外部リンク
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