元谷 友貴(もとや ゆうき、1989年9月14日 - )は、日本の男性総合格闘家。石川県加賀市出身。アメリカン・トップチーム所属[2]。初代、第3代DEEPフライ級王者。第7代DEEPバンタム級王者。DEEP2階級制覇王者。
格闘技を始める前はサッカーとサーフィンを経験し、サッカーでは石川県代表に選出された[3]。
18歳の頃に石川県加賀市の道場でキックボクシングを学び、その後、クラブ・バーバリアンで総合格闘技を始め、アマチュア総合格闘技で試合経験を積んだ。
2011年5月22日、アマチュアシュートボクシングトーナメント-65 kg級で優勝した[4]。
2011年7月10日、DEEP名古屋大会にてプロデビュー。石田ガリット勝也と対戦し、フックの連打によりTKO勝利。
2012年3月25日、初代DEEPフライ級王座決定トーナメント1回戦で崎村暁東にアームロックで一本勝ち。7月22日、準決勝で加藤直之に判定勝利。決勝戦では木部亮に18秒でパウンドによりTKO勝利。DEEP最年少となる22歳での王座獲得に成功した[5]。
2013年8月25日、DEEP 63のDEEPフライ級タイトルマッチで挑戦者の和田竜光と対戦し、判定負けを喫し王座陥落した[6]。
2013年12月22日、DEEP 64でフライ級キング・オブ・パンクラシストの清水清隆と対戦し、判定勝利。
2014年3月20日、DEEP 65で元DEEPバンタム級王者の今成正和と対戦し、判定勝利。
2014年6月22日、DEEP 67で元DEEPバンタム級王者の前田吉朗と対戦し、腕ひしぎ十字固めにより一本勝ち[7]。
2014年8月23日、DEEP 68のDEEPフライ級タイトルマッチで王者の和田竜光と再戦し、リアネイキッドチョークにより一本勝ちを収め、王座獲得に成功すると共にリベンジに成功した[8]。
2014年12月31日、DEEP DREAM IMPACT 2014 〜大晦日SPECIAL〜で元RFAフライ級王者のマット・マンザナレスと対戦し、マウントパンチでTKO勝利。
2015年10月17日、DEEP73のDEEPフライ級タイトルマッチで挑戦者の小島壮太と対戦し、5-0で判定勝ちを収め王座の初防衛に成功した。
2015年12月29日、RIZIN初出場となったRIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYSでフェリペ・エフラインと対戦。試合を優勢に進めていたが左フックを受けて逆転KO負け。この試合はエフラインが前日計量で契約体重をクリアできなかったことから、規定により無効試合裁定となった[9]。
2016年4月17日、RIZIN.1でアラン・ナシメントと対戦予定であったが、元谷が前日の計量で契約体重をオーバーし体重が落ちず、体調不良のため医師の診断を受けたところ、ドクターストップで試合中止となった[10]。
2016年4月23日、DEEPフライ級王座を返上[11]。
2016年12月29日、RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUNDにてアラン・ナシメントと対戦し、2-1の判定勝利[12]。
2017年4月16日、RIZIN 2017 in YOKOHAMAにて堀口恭司と対戦し、3-0の判定負け[13]。[試合映像 1]
その後、シュートボクセ・アカデミー所属の対戦相手だったフェリペ・エフラインやアラン・ナシメントの縁から、ブラジルのシュートボクセ・アカデミーへ武者修行。所属がフリーとなる[14]。
2018年8月12日、RIZIN.12で祖根寿麻と対戦し、2Rリアネイキッドチョークで一本勝ち[15]。[試合映像 2]
2018年10月27日、DEEP 86のDEEPバンタム級王座決定戦で釜谷真と対戦し、リアネイキッドチョークにより勝利し王座獲得に成功。DEEP2階級制覇となった[16]。
2018年12月31日、RIZIN.14にて元UFCフライ級9位のジャスティン・スコギンズと対戦し、ティーピーチョーク(変形三角絞め)で1R一本勝ち[17]。[試合映像 3][補足映像 1]
2019年3月9日、DEEP 88のDEEPバンタム級タイトルマッチにて挑戦者のビクター・ヘンリーと対戦。2Rにテイクダウンから立ち上がる際に顔面に蹴りを受けてダウン。その後は盛り返し、3Rにはグラウンドでコントロールしながらヘンリーの顔面を一方的に殴り続けたが、2-3の僅差の判定負けにより王座から陥落した[18]。
2019年7月28日、RIZIN.17にて修斗フライ級王者の扇久保博正と対戦。3Rに打撃戦を展開し巻き返すも、僅差の1-2の判定負け[19]。[試合映像 4][補足映像 2]
2019年12月31日、RIZIN.20で、のちにBellatorバンタム級王者となるパトリック・ミックスと対戦。フロントチョークで一本負け[20]。[試合映像 5]
2020年8月10日、RIZIN.23 - CALLING OVER -で魚井フルスイングと対戦し、2Rに飛び膝蹴りでダウンを奪い、3Rにフロントチョークで一本勝ち[21]。[試合映像 6][補足映像 3]
2020年12月31日、RIZIN.26にて井上直樹と対戦。1Rにリアネイキッドチョークで一本負け[22]。[試合映像 7][補足映像 4]
2021年6月13日、RIZIN.28のバンタム級JAPANグランプリ1回戦で修斗世界バンタム級王者の岡田遼と対戦。打撃勝負を展開し3-0の判定勝利を収めた[23]。[試合映像 8][補足映像 5]
2021年9月19日、RIZIN.30のバンタム級JAPANグランプリ2回戦で元PANCRASEバンタム級1位の瀧澤謙太と対戦し、スタンドパンチ連打によりTKO負けを喫した[24]。[試合映像 9][補足映像 6]
2021年12月31日、RIZIN.33で元PANCRASEバンタム級1位の金太郎と対戦し、僅差の展開だったがやや優勢となり3-0の判定勝ちを収めた[25]。[試合映像 10][補足映像 7]
2022年7月31日、RIZIN.37でリオ五輪レスリング銀メダリストの太田忍と対戦し、白熱した展開となり、3R判定勝ち[26]。[試合映像 11][補足映像 8]
2022年11月6日、RIZIN LANDMARK 4でレスリング全日本選手権3連覇の倉本一真と対戦し、激しい試合展開となり、3R判定勝ち[27]。[試合映像 12][補足映像 9]
2022年12月31日、RIZIN.40で元UFCフライ級7位のホジェリオ・ボントリンと対戦し、2Rに三日月蹴りを効かせた後に右膝蹴りでボントリンを失神させてKO勝ちを収めた[28]。この勝利によりRIZIN5連勝となった。[補足映像 10]
2023年5月6日、RIZIN.42で元RIZINバンタム級王者の朝倉海と7月末に行われる予定のRIZINバンタム級王座決定戦への進出を賭けて対戦し、3Rにボディへの膝蹴りでKO負けを喫した[29]。[試合映像 13][補足映像 11]
2023年12月31日、RIZIN.45でヴィンス・モラレスと対戦し、前半劣勢の展開から後半盛り返したが、3R判定負け[30]。[補足映像 12]
2024年5月3日、DEEP 119 IMPACTでバンタム級王座決定戦を行いDEEPフライ級王者の福田龍彌と対戦予定だったが、福田が怪我により欠場。ノンタイトル戦で平松翔と対戦し、2Rにリアネイキッドチョークで一本勝ちを収めた。
2024年9月29日、RIZIN.48で太田忍と2022年7月以来2度目の再戦をし、3Rにワンハンドチョークで一本勝ちを収めた[31]。
2012年7月22日 - 2013年8月25日
2014年8月23日 - 2016年4月23日
2018年10月27日 - 2019年3月9日