佐賀北警察署(さがきたけいさつしょ)は、佐賀県警察が管轄する警察署の一つ。2017年4月1日に旧・佐賀警察署の管轄区域を変更・改称して設置された。
所在地
- 佐賀市高木瀬町大字東高木234番地1
- 国道34号(北部バイパス)に面し、佐賀警察署前交差点の南東角に位置する。隣接する南北方向の市道は「警察通り」「警察北通り」と呼ばれる。
管轄区域
佐賀市(佐賀県佐賀南警察署の管轄区域を除く。)
具体的には佐賀市北部(概ねJR長崎本線より北側)
地区(自治会)別では以下の通り[1]。
- 神野地区 - 神園、神野西、神野東、天神1丁目、栄町(一部を除くほぼ全域)、駅前中央(1丁目の一部を除くほぼ全域)、大財北町(一部)、天神2丁目(一部)
- 開成地区 - 開成、八戸溝
- 鍋島地区 - 卸本町、鍋島、鍋島町(大字蛎久、大字鍋島、大字森田、大字八戸溝)
- 兵庫地区 - 兵庫北、兵庫町、兵庫南
- 若楠地区 - 新中町、高木瀬団地、八丁畷町、若楠、若宮
- 高木瀬地区 - 高木瀬西、高木瀬東、高木瀬町、日の出
- 金立地区 - 金立町
- 久保泉地区 - 久保泉町
- 大和町
- 富士町
- 三瀬村
沿革
- 2017年(平成29年)4月1日 - 佐賀市南部を管轄する佐賀南警察署が新設されたことにより、佐賀警察署を佐賀県佐賀北警察署に改称。管轄区域が佐賀市北部のみとなる[12]。
警察署再編の経緯
従前の佐賀警察署は、事件・事故の取扱件数が佐賀県内の警察署で最多、また刑法犯の認知件数が佐賀県内全体の4割を占めるなど、警察官1人当たりの業務量が多かった。その一方、諸富警察署は、佐賀県内の警察署で最も署員が少なく、夜間の業務体制も脆弱で、捜査人員を増やして機動力を増強することも求められていた[1][12][13][14][15]。
再編後、管轄の人口は南署約12.7万人・北署10.8万人(2016年)、面積は南署133km2・北署299km2、署員は南署206人・北署165人(2017年4月発足当初)と、両署で業務負担が平準化された。なお、両署の管轄境界は、住民にも警察官にも分かりやすいようJR長崎本線を基本としつつ、防犯や交通安全の活動を担う自治会の区域を分断しないように設定された[1][13][14][15]。
交番・警察官駐在所
佐賀北警察署協議会
- 名称 - 佐賀北警察署協議会[16]
- 設置根拠等
- 警察法 第53条の2
- 佐賀県警察署協議会条例 第2条
- 設置年月日 - 2017年4月1日
- 委員数 - 11名
脚注
- ^ a b c 「佐賀南警察署 information 管轄区域」、佐賀県警察本部、2017年5月6日閲覧。
- ^ 佐賀県警察史 上 付表p.66
- ^ 佐賀県警察史 上 付表p.68
- ^ 佐賀県警察史 上 付表p.68,70
- ^ 佐賀県警察史 下 付表p.75
- ^ 佐賀県警察史 上 付表p.68,71
- ^ a b 佐賀県警察史 上 付表p.72
- ^ a b c d e 佐賀県警察史 下 付表p.75
- ^ a b 佐賀県警察史 上 付表p.73
- ^ 佐賀県警察史 下 pp.756-757
- ^ 佐賀県警察史 下 p.1111
- ^ a b 「佐賀南警察署 information 概要と目的」、佐賀県警察本部、2017年5月6日閲覧。
- ^ a b 「佐賀市本庄町「佐賀南署」新設へ 治安維持の重要拠点」佐賀新聞、2012年1月17日付、2017年5月6日閲覧。
- ^ a b 「佐賀北署、南署の管轄、JR長崎線境に分割へ」佐賀新聞、2016年3月30日付、2017年5月6日閲覧。
- ^ a b 「佐賀南署が業務開始 県内最多206人体制」佐賀新聞、2017年4月2日付、2017年5月6日閲覧。
- ^ 佐賀北警察署協議会
参考文献
- 佐賀県警察史編さん委員会 『佐賀県警察史 上巻』、佐賀印刷社、1975年3月
- 佐賀県警察史編さん委員会 『佐賀県警察史 下巻』、佐賀印刷社、1977年1月
外部リンク