住崎駅(すみざきえき)は、かつて愛知県西尾市にあった、名古屋鉄道平坂支線の駅。
歴史
戦時中の1944年(昭和19年)頃、平坂側に約400m移転している。これは軍需工場の工員輸送のためであり、戦後の1950年(昭和25年)頃には元の位置に戻っている。運賃を据え置くため、営業キロの変更は行われなかった[注釈 1]。
利用状況
『愛知県統計書』によると、1949年度当時の年間乗車人員は約5万人(定期外約2万1千人、定期約2万9千人)、年間降車人員は約4万9千人であった[3]。
跡地
駅のおおよその位置は、県道43号「住崎南」交差点の東付近。路線跡は整備され愛知県道43号岡崎碧南線となっており、当駅跡地も道路の一部となり痕跡はない。
隣の駅
- 名古屋鉄道
- 西尾線(平坂支線)
- 西尾駅 - 住崎駅 - 羽塚駅
脚注
注釈
- ^ 1949年度当時の営業キロは移転前の1.8kmであった[1]。
出典
- ^ 『愛知県統計書. 昭和24年』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、884頁。
- ^ 『愛知県統計書. 昭和24年』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
参考文献
名鉄の廃線を歩く 徳田耕一編著 ISBN 4-533-03923-5
関連項目
座標: 北緯34度51分42秒 東経137度02分26秒 / 北緯34.861625度 東経137.040622度 / 34.861625; 137.040622