会社は学校じゃねぇんだよ
『会社は学校じゃねぇんだよ』(かいしゃはがっこうじゃねぇんだよ)は、2018年4月21日からAbemaTVで配信されているテレビドラマである。全8話[1]。 概要AbemaTV開局2周年を記念して制作する完全オリジナルドラマである。本作品の企画者でサイバーエージェント代表取締役社長藤田晋の著書『渋谷ではたらく社長の告白』(幻冬舎文庫)を下敷きに「夢・恋愛・金・友情」を主題にした反逆と成功の物語を熱く描く。三浦翔平[2]は、本作品がドラマ初主演である。 三浦と脚本を手掛ける鈴木おさむは『奪い愛、冬』以来の顔合わせ[2]で、早乙女太一とは『髑髏城の七人』に続く共演となる[3]。 2018年4月2日の2018年度サイバーエージェント入社式に三浦が登場し、新入社員は写真撮影やSNSへ投稿は禁止されていたが、インターネットの会社がSNSを禁止する姿勢に疑問を呈した三浦は、本作品の宣伝も兼ねて笑顔で快諾し、藤田や新入社員と共に本作品のタイトルをコールしながら写真撮影に臨んだ[4][5]。 2018年2月17日に撮影開始[6]し、4月16日に終了した[7]。 メディアミックス・ジャパンよりAbemaTVに出向中の神通勉の発案により、テレビドラマとの違いを表すため、意図的に「番組枠」を壊す試みをしており、60分枠ながら番組後半は出演者によるトーク番組で構成し、ドラマ本編と合わせて60分となっている[8]。 2018年6月9日の最終話放送日、同日行われていた打ち上げ会場から生中継が放送される。主題歌を担当しているAK-69が登場し、さらにサプライズゲストでUVERworldのTAKUYA∞が登場。スペシャル生ライブとして「Forever Young feat. UVERworld」を熱唱した。 本作を収録したDVD版がハピネットによって発売された[9]。 2021年9月、続編となる野村周平主演『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』が同年10月より配信開始されることが発表された[10]。 あらすじプロローグ学生時代に渋谷で、仲間たちが集まって作ったSNSサービス会社「渋通」の社長をしていた元ギャル男・藤村 鉄平は、偶然に書店で目にした「ビジネス書籍」を見て心から感動する。その著者である社長・沢辺 進の下で働くために、「渋通」を仲間に託して、沢辺の会社ビッドバレーエージェントへと入社する。 しかし、広報担当として沢辺のおべっか記事ばかりの繰り返しで、1年間まともな仕事をさせてもらないストレスから、営業トップの頭脳派・火高 拓海とインターンの笹川 翔太と共に、社内ベンチャー企画募集に応募する。しかし、自分たちの企画をパクったコネ入社の先輩社員・山野の下で働かされることになってしまう。 いい加減で横暴な山野に怪我まで負わされ、沢辺社長に訴えるも「悪いのはお前だ」と言われた挙句、「ビジネス書籍は出版社が書いたもの」だと嘲笑された鉄平は、山野と沢辺に「会社は学校じゃねぇんだよ!」と宣戦布告して会社を辞め、火高と笹川の3人でベンチャー起業を目指す。(第1話まで) シードステージ編渋谷の一等地にオフィスを構えようとした鉄平たちだったが、やっと見つけた投資家に裏切られ、その裏側に沢辺の暗躍があり、沢辺のスパイとして翔太が情報を流していたことを知る。「会社は学校じゃねぇんだよ!」と叫んだ鉄平は、火高と2人で床に落ちたパスタを食べて、有名投資家の森永の心を掴んで3000万円の出資を得て、「株式会社サイファークリエイション」を起業する。(第2話まで) 頼みの綱だった「渋通」は、親友だった谷沢には深く恨まれており、「渋通」はビッドバレーエージェントと業務提携していたことを知る。鉄平は1000万円を元手に、「渋通」傘下のインフルエンサー100人を引き抜いていて反撃していく。しかし、谷沢に呼び出されたバーで、引き抜いたインフルエンサーの金を突き返された鉄平は、「会社は学校じゃねぇんだよ!」と叫んで全裸になる。(第3話まで) 元モデルの華子を仲間に引き入れ、フリーの女性モデル仲間80人をインフルエンサーにしようとするが、沢辺の暗躍によってモデル達の多くが引き抜かれてしまう。わずか30人のモデル達を活かすため彼女たちを社員化した鉄平は、「盗撮」をテーマにしたSNSサイトを企画して、変人の天才プログラマー堀田 貴之にアプリ開発を依頼。競合するビッドバレーエージェントとのプレゼンに勝利する。(第4話まで) アーリーステージ編2年後……、事業を軌道に乗せた鉄平たちは、2年以内の上場を目指していた。新規事業として鉄平が企画したのは、仮想恋愛をテーマにした画期的サービス『ビットラブ』。多額の予算が必要な状況で、因縁のある沢辺から「インフルエンサー事業を10億で買いたい」とオファーがあり、鉄平は「華子を含めたインフルエンサー事業の売却」を決意する。(第5話まで) 幹部メンバーたちの売却反対の中で、華子の「夢を追う姿を見ていたい」という賛成票によって、インフルエンサー事業は事業譲渡される。サイファーを離れることになり、鉄平に告白して振られた華子は、その夜に交通事故で大型トラックに撥ねられて亡くなってしまう。(第6話まで) 華子の代わりに、経営陣の誰かが責任者としてビットバレー社へ行く必要があったため、翔太がその役を引き受け、副社長の火高が退社する。その後、公開された『ビットラブ』は800万ダウンロードを突破する人気になるが、『ビットラブ』に特許侵害の疑いが出てくる。(第7話まで) とあるプログラマーによって取得されていた特許は、虎屋によって20億円で買収され、『ビットラブ』はサービス停止になるかどうかの危機に陥る。50億円の買取費用を賄おうとするが、周りに誰もいなくなった鉄平に魅力を感じない森永は、50億円の投資を断る。失意の鉄平の前に火高が駆けつけ、沢辺から出資してもらうことを提案。沢辺は50億円を出資する代わりに「34%の株」を要求し、鉄平はそれに応じる。 エピローグ数年後、50億円で特許を買い取って、ビットバレーはサービス継続することになったサイファーは、東証一部に上場。翔太はビットバレー社を辞めて、サイファーの子会社の社長に就任。「21世紀を代表する会社」が現実に近づいてきたことを実感するところで、物語はいったん終了する。(第8話まで) キャストサイファークリエーション
ビッドバレーエージェント
投資家
渋通
モデル関係者
スタッフ
配信日程
まだまだ終わりじゃねぇんだよ本編終了後に放送されるメイキング番組。撮影現場で出演者が自由気ままにトーク。この番組内の「宣伝大使」に任命された松岡広大が、楽屋での様子やインタビューを撮影。ここでしか見ることのできない出演者の素顔やマル秘裏話が満載。 副音声ビデオ出演者が会社は学校じゃねぇんだよを見ながらコメントしている副音声付き本編がビデオ限定で公開。
脚注
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