今出川経季
今出川 経季(いまでがわ つねすえ)は、江戸時代前期の公卿。権中納言・今出川季持の子。官位は正二位・右大臣。菊亭 経季ともいう。 経歴初名は宣季。慶長3年(1598年)に叙爵。以降累進して侍従・左近衛少将・左近衛中将を経て、慶長18年(1613年)に従三位となり公卿に列する。元和5年(1619年)に権大納言就任。寛永3年(1626年)に後水尾天皇第二皇子高仁親王の誕生に伴い、その親王家勅別当に任じられる。寛永4年(1627年)に権大納言を辞すが、寛永15年(1638年)に権大納言に再任され、右近衛大将に任官している。翌年両職を辞したのち、正保元年(1644年)には武家伝奏となる。 慶安2年(1649年)には後水尾上皇の院別当に転じた。慶安5年(1652年)2月9日に右大臣に任じられたが、同日中に薨去。享年59。 系譜 |