五色台送信所五色台送信所(ごしきだいそうしんじょ)は香川県高松市と坂出市にまたがる五色台にあるFM放送送信所の総称[独自研究?]。 送信所五色台には香川県内を見渡せるロケーションの良さから県域FM放送を行なう、NHK高松FM放送とエフエム香川両者の親局送信所およびRNC西日本放送のFM補完中継局が置かれている。かつて、RNC西日本放送テレビの放送エリアが香川県のみであった時には、旧テレビ親局・青峰送信所も置かれていたが、現在は廃止されて同社のFPU基地局として使用されている。 ここではその放送用の鉄塔のみについて記述する。 放送区域香川県の中央に位置し、標高もある程度高いこともあって、放送区域は香川県のほぼ全域に達する。そのため香川県内の県域FM放送の送信所はここのみで、中継局などは無い。またロケーションの良さから、電波は香川県内はもとより瀬戸内海沿岸の広い範囲に到達している。その中でも特に、FM香川の電波到達範囲は、香川県のほぼ全域並びに、淡路島を含む兵庫県南西部、岡山県南部、愛媛県東予地方、徳島県の各瀬戸内海側およそ116万世帯に及ぶ。 歴史
施設全社が単独で鉄塔を建て、他の鉄塔群と同様に香川県道180号鴨川停車場五色台線沿いに位置している。 青峰五色台の鉄塔群の中でも最も北側に位置し、岡山県側である瀬戸内海側に最も開けた峰である。なお鉄塔がある山頂広場までは県道180号からある程度奥まったところにあり、そこまで自動車通行可能な幅の蛇腹状のアクセス路があるが、現在は封鎖されているため、一般人の立ち入りは出来ない。 またこの峰の東側には四国八十八箇所第82番札所である根香寺がある。 NHK-FMNHK高松放送局がFM放送を送信しており、青峰山頂広場の西端、RNC旧親局の南西側に位置する。 このFM専用施設はNHK単独で使用していて、空中線形式は双ループアンテナ3段2面である。なお送信面は2面であるが、鉄塔が三角柱のため、北方向以外の全ての方向に電波を出していることになる。FM香川と違い、岡山県方向には電波を出していない。 RNC
かつてRNC西日本放送の親局はこの青峰山頂に位置しており、山頂一帯は現在でもRNCの所有である。 標高は450メートル、敷地面積1万坪、そのうち局舎の面積は183坪で、全ての施設はRNC単独で使用していた。またアンテナ高は地上50メートル、空中線形式はスーパーターンスタイルアンテナ6段であった。 五色台自体が瀬戸内海に突き出た山であり、空中線高も海抜500メートルと比較的高いことから、開局時の映像出力5kWの時でさえ、受像半径は70キロメートルにも及んだ。 廃止後に送信用のスーパーターンスタイルアンテナは外されて鉄塔のみが残り、東側に新たに建てられた鉄塔と共に、RNCの業務用鉄塔及びFPU基地局として使われている。 2020年に送信を開始したFM補完中継局は、NHK-FMと同様、岡山県方面には電波を出していないため、県内でも小豆島の北側はエリア外となっている[4]。 大平山
エフエム香川(愛称:FM香川)の大平山送信所が置かれている。県道180号沿いに位置しているが、周囲が樹木に覆われているため入口から鉄塔は見えず、周辺には他の行政の鉄塔群もあるため鉄塔の発見は困難である。 施設はFM香川単独で使用していて、空中線形式は双ループアンテナ3段2面2段1面である。青峰に位置するNHK-FMの送信所との違いは、北方向すなわち岡山県方向にも2段の双ループアンテナが付いており、同じ出力でも電波の到達範囲はこちらのFM香川のほうが圧倒的に広い。 地上アナログテレビジョン放送放送設備(廃止)
FMラジオ放送放送設備
その他の電波塔放送用以外にも、青峰から大平山にかけての香川県道180号鴨川停車場五色台線沿い一帯には行政や携帯電話会社の鉄塔が林立し、五色台の景観の一部になっている。その鉄塔群は大きく分けて3ヶ所にある程度固まっている。なお以下の配置は北からの順である。
脚注
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