中山イサ

中山 イサ(なかやま イサ、1868年8月3日慶応4年6月15日〉 - 1977年昭和52年〉5月25日)は、徳島県北島町在住の長寿女性1976年11月16日より死去するまで長寿日本一となっていた。

人物

1868年生まれ。徳島県北島町在住。1974年時点で徳島県最高齢であった[1]1976年河本にわの死去に伴い、長寿日本一となった。ただし、当時は1865年生まれとされた泉重千代の記録が認められていたため、国内2位(女性では日本一)とされていた。

子供が5人、孫、曾孫、玄孫があわせて76人おり、玄孫の相手が日課だったという。

1977年5月25日、108歳で死去[2][3]。当時は国内2位と報道された。大政奉還後である慶応4年(明治元年)を江戸時代とみなせば、最後の江戸時代生まれの日本人であった。 中山の死後は、市川まんが国内最高齢となった。

その他

  • 106歳時点で病気の経験がなく、入れ歯もしていなかった。時々裸で寝るほど体が温かった[4]

脚注

  1. ^ 『徳島年鑑 1975年版』徳島新聞社、1975年。 
  2. ^ 不老長寿”. dl.ndl.go.jp. 2024年6月4日閲覧。
  3. ^ 朝日新聞、1977年5月25日付夕刊、11頁、「女性最高齢者 108歳 中山さん死去」
  4. ^ 『老人福祉』全国社会福祉協議会老人福祉施設協議会、1975年。 

関連項目

  • 河本にわ - 大政奉還以前に生まれた最後の江戸時代生まれの人物。
  • 吉川与三太郎 - 大政奉還後から明治改元以前に生まれた最後の日本人男性