不正知

不正知(ふしょうち、: asaṃprajanya[1]: asampajañña[2])は仏教の用語で、理解力の欠如を指す[2]

不正知は、知ってはいるものの、間違って知ることである。『発智論』では「非理所引のである」と説明される[1]

不正知は『大乗百法明門論』によれば随煩悩位に分類され、そのうち大随煩悩である。

脚注

注釈

出典

参考文献

  • 木村紫「『俱舍論』を中心とした有身見の研究 : 刹那的な諸行を常住な一個体(piṇḑa)と把握する想と聖者の諦」立正大学 博士論文(文学)、文博甲第69号、2016年、NAID 500000984239 

関連項目