不審者情報不審者情報(ふしんしゃじょうほう)とは、不審者の出現情報(「声かけ事案等」)のうち、特に子供に不安を与える事案(その時点で直接的被害がないか、警察へ被害届のなかったもの)を指す。 都道府県によって「子供」の扱いにはばらつきがあり、20歳未満としている場合[1]、18歳以下としている場合[2]、高校生以下としている場合[3]、18歳未満としている場合[4]、中学生以下としている場合[5]、13歳未満としている場合[6]などがある。自治体によっては、子供だけでなく女性に対する事案についても扱う場合もある。 概要各地方の警察署、学校、ボランティアなどにより、携帯電話やFAX、インターネットなどを活用し素早い情報伝達を行っており、特に携帯電話を活用した不審者情報メールは全国に普及しつつある。 電子メールには不審者が出没した時間、場所の他、服装、体格、見た目の年齢なども同時に公開される。素早い情報伝達のため警察への通報をそのまま載せており、虚偽情報や誤った情報が載せられる場合もあるが、犯罪者から身を守ったり、犯人逮捕に結びつく大きな情報源となっている。 警察が行っているもののほか、小学校を管轄する教育委員会[7]などが児童を守るために配信するメールやFAXなどもある。地域住民の監視を通じて犯罪者から身を守り、犯罪の防止や逮捕に結びつける情報網で近年急速に全国に広がった。 事案代表的な不審者情報の事案は、次のとおり。
錯誤情報の例悪意のない行為であっても、子供や保護者が不安を抱き、あるいは目撃者が不審と感じれば、不審者として錯誤して取り扱われることがある。このため、不審者情報の中には、下記のような例で不審者として勘違いされることも想定している。
2000年代に入ってからは、治安への不安や、個人情報とプライバシーを保護する意識も高まり、些細なことでも警察に通報する事例が増えており、迷子を送り届けたら犯罪者として逮捕された事例[11]や、長時間の尋問や社会からの制裁を恐れて迷子に声をかけることをためらい110番通報だけをして立ち去った事例[12]などが報告・報道されている。 その他
脚注
関連項目外部リンク
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