三島耕

みしま こう
三島 耕
本名 長谷 勝博[1][2]
出生地 日本の旗 日本 東京府北豊島郡日暮里町[注釈 1]
職業 俳優
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 1950年1974年
主な作品
映画

テレビドラマ
風立ちぬ
テンプレートを表示

三島 耕みしま こう[3][4]1927年昭和2年〉5月20日[出典 1] - )は、日本俳優[7]東京府[3]北豊島郡日暮里町[注釈 1]出身。本名は長谷 勝博[1][2]

来歴・人物

1947年、東京都立第四高等学校[注釈 2]理科卒業[2]1950年太泉映画のニューフェイスとなり、翌年『我が一高時代の犯罪』でデビュー[1]。引き締まった男性的な風貌と堅実な演技を見せた。その後、松竹[2]日活[2]、綜芸プロ[1]を経て、1958年に東宝と契約を結ぶ[5]、多くの作品で主に脇役として活躍した。東宝特撮映画の出演も多い。1962年にフリーランスとなり、さち子プロに所属していた[8]

また、1950年代後半から1970年代にかけてテレビドラマにも出演していたが、後に芸能界を引退した。

出演作品

映画

  • この旗に誓う(1951年、東映) - 淺見新介
  • いとし子と耐えてゆかむ(1952年、東映) - 武藤良樹
  • 真空地帯(1952年、新星映画社)
  • 悲劇の将軍 山下泰文(1953年、東映) - 大木当番兵
  • 玄海の鰐(1953年、東映) - 竹本
  • 健児の塔(1953年、東映) - 傷病兵
  • 蛮から社員(1954年、松竹) - 高井
  • 春の若草(1954年、松竹) - 丹羽省二
  • 真実一路(1954年、松竹) - 大越護
  • 伊豆の踊子(1954年、松竹) - 順作
  • スタジオは大騒ぎ(1954年、松竹)
  • 螢草(1954年、松竹) - 黒川金伍
  • 三つの愛(1954年、松竹) - 西田信之
  • 月は上りぬ(1955年、日活) - 雨宮渉
  • 生きとし生けるもの(1955年、日活) - 伊佐早令二
  • 次郎長遊侠傳 秋葉の火祭り(1955年、日活) - 追分三五郎
  • 春の夜の出来事(1955年、日活) - 二宮真一
  • 若き魂の記録 七つボタン(1955年、日活) - 長谷少尉
  • 月夜の傘(1955年、日活) - 倉田信男
  • 続警察日記(1955年、日活) - 若山巡査
  • 母なき子(1955年、日活) - 省二
  • 第8監房(1956年、日活) - 手塚看守
  • 死の十字路(1956年、日活) - 真下幸彦
  • 色ざんげ(1956年、日活) - 亭主
  • 港の乾杯 勝利をわが手に(1956年、日活) - 主演:木崎伸吉
  • 東京バカ踊り(1956年、日活) - 理髪店の客 ※特別出演
  • 姉さんのお嫁入り(1956年、日活) - 吉本先生
  • 太陽の季節(1956年、日活) - 津川道久
  • 隣の嫁(1956年、日活) - 佐介
  • 壁あつき部屋(1956年、松竹) - 横田
  • 人間魚雷出撃す(1956年、日活) - 軍医長
  • 最後の突撃(1957年、日活) - 原参謀少佐
  • 女子寮祭(1957年、日活) - 笠原助教授
  • 愛ちゃんはお嫁に(1957年、日活) - 園山太郎
  • 狂った関係(1957年、日活) - 植村一雄
  • 高校四年(1957年、日活) - 有吉俊介
  • 肉体の悪夢(1957年、日活) - 上田淳
  • 変身人間シリーズ東宝
  • 花の慕情(1958年、東宝) - 竹越誠一郎
  • 青春白書 大人には分らない(1958年、東宝) - 塚原準三
  • 愛妻記(1959年、東宝) - 野々宮貞三
  • 結婚の夜(1959年、東宝) - 佐倉
  • 鉄腕投手 稲尾物語(1959年、東宝) - 松田正男
  • まり子自叙伝 花咲く星座(1959年、東宝) - 夫
  • 潜水艦イ-57降伏せず(1959年、東宝) - 清水大尉(機関長)[9]
  • 日本誕生(1959年、東宝) - 八雲[9][4]
  • 国定忠治(1960年、東宝) - 与作
  • ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐(1960年、東宝) - 花田大尉[9]
  • サラリーマン目白三平 亭主のためいきの巻(1960年、東宝) - 先生
  • 自由ヶ丘夫人(1960年、東宝) - 村井五郎
  • 暗黒街の弾痕(1961年、東宝) - 草鹿一郎
  • 名もなく貧しく美しく(1961年、東宝) - 菊池
  • 香港の夜(1961年、東宝) - 同僚
  • モスラ(1961年、東宝) - はやかぜ艦長[9][注釈 3]
  • 真紅の男(1961年、東宝) - 部長刑事
  • サラリーマン権三と助十 恋愛交叉点(1962年、東宝) - 仁木課長
  • 妖星ゴラス(1962年、東宝) - 真田技師[出典 2]
  • キングコング対ゴジラ(1962年、東宝) - 海上自衛隊幹部[出典 2]
  • 忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1963年、東宝) - 早水藤左衛門
  • 太平洋の翼(1963年、東宝) - 当直将校[11]
  • あつい壁(1970年)
  • トラ・トラ・トラ!(1970年) - 小野寛治郎海軍中佐

テレビドラマ

  • 東京ロメオ(NTV
  • 小さな人形(NHK
  • 夫婦展示会(1956年、NHK)
  • 忘れえぬクリスマス(1956年、KR
  • 太陽先生(NTV)
  • 駅まで6分(1957年、NHK)
  • 石中先生行状記(1957年、NTV)
  • ねんねこ人形(1957年、NHK)
  • 華々しき一族(1957年、KR)
  • ここに人あり 第16話「霧の岬」(1957年、NHK)
  • 惑星への招待 第3・4話(1957年、KR)
  • 破れ太鼓(1957年、KR)
  • ダイヤル110番 第24話「拳銃」(1958年、NTV)
  • 中山七里(1958年、KR)
  • 困った風景(1958年、KR)
  • 僕んち物語 第9話(1959年、CX
  • 自分の墓(1959年、NTV)
  • 指名手配 第3話「運転手強殺事件」(1959年、NET
  • これが真実だ 第3話「八百屋お七」(1959年、CX)
  • 愛情詩集(1960年、NET)
  • 風立ちぬ(1962年、TBS) - 主演
  • 純愛シリーズ(1962年、TBS)
    • 第39話「旅役者の唄」
    • 第52話「女たち」
  • 七人の刑事(TBS)
    • 第1シーズン 第30話「女好きのする男」(1962年)
    • 第2シーズン
      • 第153話「過去を逃れて」(1967年)
      • 第178話「短い旅」(1968年)
      • 第213話「醜聞」(1968年)
  • 松本清張シリーズ・黒の組曲 声(1962年、NHK)
  • 若い芽(1962年、NHK)
  • 若いやつ(1962年、TBS)
  • さようなら祖国(1962年、KTV
  • 短い短い物語 第67話「凝視」(1962年、NET)
  • 判決(NET)
    • 第18話「刑事八〇三号法廷」(1963年)
    • 第113話「ひとすじ」(1964年)
  • 嫁ぐ日まで 第10話「ユーカラに誓う愛」(1963年、CX)
  • 鉄道公安36号(NET)
    • 第26話「奇跡の旅路」(1963年)
    • 第181話「愛の超特急」(1966年)
  • 樅の木は残った(1963年、12ch
  • 父子鷹(1964年、TBS)
  • 第7の男 第4話「誘惑の指輪」(1964年)
  • 人形佐七捕物帳 第26話「妙法丸」(1965年、NHK)
  • 風雪 第64話「漱石山房」(1965年、NHK)
  • いのちある日を(1965年、NET)
  • 母の婚礼(1966年、NHK)
  • 三姉妹 第7話(1967年、NHK)
  • 若さま侍捕物手帖 第10話(1967年、NTV)
  • 女と刀 第8話(1967年、TBS)
  • 銭形平次(CX)
    • 第64話「花婿の死」(1967年)
    • 第147話「子供がみた」(1969年)
    • 第293話「お鯉の仇討」(1971年)
    • 第334話「女房の証言」(1972年)
  • 母子星(1967年、KTV)
  • 竜馬がゆく(1968年、NHK)
  • 日本剣客伝 第1話「坂本龍馬」(1968年、NET)
  • われら弁護士 第10話「逃げた英雄」(1968年、NTV)
  • キイハンター 第6話「影のメロディー」(1968年、TBS)
  • 河童の三平 妖怪大作戦 第13話「山うばの呪い」(1968年、NET / 東映) - ハンター
  • プロファイター 第7話「炎に散る女」(1969年、NTV / 宝塚映画
  • わが恋やまず(1969年、KTV)
  • 特別機動捜査隊(NET) - 小杉刑事、佐伯刑事 ほか
    • 第412話「凍った蒸発」(1969年)
    • 第441話「赤い破門状」(1970年)
    • 第513話「その夜の女」(1971年)
    • 第529話「日本の悲劇」(1971年)
    • 第591話「失われた乳房」(1973年)
  • 徳川秀忠の妻(1969年、CX)
  • フラワーアクション009ノ1 第11話「黄金の指が逃げちゃった」(1969年、CX / 東映)
  • ゴールドアイ 第3話「暗殺者は女を狙う」(1970年、NTV / 東映) - ボーアイ・コック
  • 水戸黄門 第1部 第28話「隠密無情」(1970年、TBS) - 五味庄内
  • プロフェッショナル 第24話「反抗の条件」(1970年、TBS)
  • 江戸川乱歩シリーズ 明智小五郎 第19話「呪いの黄金仮面」(1970年、12ch / 東映)
  • プレイガール(12ch)
    • 第90話「おんな勝負の賭けどころ」(1970年)
    • 第160話「狂気の来訪者」(1972年) - 大島
  • 大岡越前 第2部 第7話「燃える牢獄」(1971年、TBS) - 吉沢唐十郎
  • 遠山の金さん捕物帳(NET)
    • 第73話「かどわかした男」(1971年)
    • 第117話「泥棒に嫁入りした女」(1972年)
  • ターゲットメン 第9話「吸血魔の面を剥げ」(1971年、NET)
  • おらんだ左近事件帖 第21話「雛人形は知っていた」(1972年、CX)
  • 刑事くん 第1部 第57話「人間たちの祭り」(1972年、TBS / 東映) - 三神茂
  • 仮面ライダーシリーズMBS / 東映)
    • 仮面ライダー 第58話「怪人毒トカゲ おそれ谷の決斗!!」(1972年) - 大田黒博士
    • 仮面ライダーV3 第33話「V3危うし!帰って来たライダー1号、2号!!」(1973年) - 寒川博士
    • 仮面ライダーX 第15話「ゴッド秘密基地! Xライダー潜入す!!」・第16話「逆襲アポロガイスト! Xライダー危うし!!」(1974年) - 川上博士
  • 人造人間キカイダー 第1話「恐怖のグレイサイキングは地獄の使者」(1972年) - 青野
  • イナズマン 第1話「恐怖の新人類 バンバの挑戦!!」(1973年、NET / 東映) - 植田博士(イツツバンバラ人間態)
  • 非情のライセンス 第1シリーズ 第38話「兇悪の虚栄」(1973年、NET / 東映) - 千波英治
  • ウルトラマンタロウ 第42話「幻の母は怪獣使い!」(1974年、TBS / 円谷プロ) - 島田信吾

脚注

注釈

  1. ^ a b 現在の東京都荒川区
  2. ^ 現在の東京都立戸山高等学校
  3. ^ 出演シーンカット[4][10]

出典

  1. ^ a b c d e 「新桜オールスタァ名鑑」『芸能画報』3月号、サン出版社、1958年。 
  2. ^ a b c d e f 『日本映画人大鑑』キネマ旬報社、1959年、136頁。 
  3. ^ a b c d e 東宝特撮映画全史 1983, p. 534, 「怪獣・SF映画俳優名鑑」
  4. ^ a b c d e f ゴジラ大百科 1993, p. 129, 構成・文 岩田雅幸「決定保存版 怪獣映画の名優名鑑」
  5. ^ a b 『タレント名鑑NO2』芸能春秋社、1964年、91頁。 
  6. ^ a b 野村宏平、冬門稔弐「5月20日」『ゴジラ365日』洋泉社映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、137頁。ISBN 978-4-8003-1074-3 
  7. ^ 『日本映画人名事典』 男優篇 下巻、キネマ旬報社、1996年、688頁。ISBN 4-87376-189-1 
  8. ^ 『日本タレント年鑑70』日本タレント年鑑刊行会、1970年、136頁。 
  9. ^ a b c d e 東宝特撮映画全史 1983, pp. 536–538, 「主要特撮作品配役リスト」
  10. ^ 「インタビュー 本編助監督 針生宏(聞き手・中村哲 友井健人)」『別冊映画秘宝 モスラ映画大全』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2011年8月11日、46頁。ISBN 978-4-86248-761-2 
  11. ^ 太平洋の翼”. 東宝 WEB SITE. 東宝. 2022年3月5日閲覧。

出典(リンク)

参考文献

  • 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5 
  • 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科 [メカゴジラ編]』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一Gakken〈Gakken MOOK〉、1993年12月10日。 

外部リンク