ヴォンダ・マッキンタイア
ヴォンダ・ニール・マッキンタイア(Vonda Neel McIntyre, 1948年8月28日 - 2019年4月1日)は、アメリカ合衆国のSF作家。 経歴ケンタッキー州ルイビル生まれ。1970年、ワシントン大学で生物学の学士号を取得。同年、1968年にペンシルベニア州立クラリオン大学で始まったクラリオン・ワークショップに参加[1]。その後大学院で遺伝学を学ぶ[2]。 1971年、クラリオン・ワークショップの創設者ロビン・スコット・ウィルスンの助力を得て、ワシントン州シアトルでクラリオン・ウェスト・ライターズ・ワークショップを創立。1973年まで、このワークショップ運営に貢献した[3]。 1973年、中編「霧と草と砂と」でネビュラ賞を受賞[4]。1975年、長編デビュー作となる『脱出を待つ者』を出版[5]。 1978年には「霧と草と砂と」を元にした長編『夢の蛇』を出版し、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞を受賞した[6]。 『スタートレック』と『スター・ウォーズ・シリーズ』の小説もいくつか書いており、『ファースト・ミッション』や The Entropy Effect も含まれる。映画版スタートレックのノヴェライズを3作連続で手がけた。 また、70年代に活躍したSF作家たち、マイクル・ビショップ、ジョージ・R・R・マーティン、ジョン・ヴァーリイらのLDG(レイバー・デイ・グループ)に含められることもある。 スタートレックのヒカル・スールーの名前を「ヒカル」としたのはマッキンタイアである。これは(漫画版に関わっていた)作家 Peter David が『スタートレックVI 未知の世界』の撮影現場を訪れた際に監督のニコラス・メイヤーにその名前を入れるよう要請したことで正式な名前となった[7]。 2019年4月1日、ワシントン州シアトルにて膵臓癌のために死去した[8]。70歳没。 受賞歴など『夢の蛇』で1979年ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞を受賞し、『太陽の王と月の妖獣』で1998年ネビュラ賞を獲得している。 ロバート・A・ハインラインは1982年の長編小説『フライデー』の献辞に "to ...Vonda, ..." と書いている[9]。 主な作品オリジナル小説
映画ノヴェライズなど
脚注
外部リンク |
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