ヴァーノン・リード
ヴァーノン・リード(Vernon Reid、1958年8月22日 - )は、イギリスのギタリスト・ソングライター、作曲家そしてバンドリーダー。リヴィング・カラーのギタリスト。 「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第66位、2011年の改訂版では削除された。 略歴カリブ海のトリニダード・トバゴの移民である両親のもとイングランド・ロンドンに生まれ、アメリカ合衆国へと移住する。子供の頃に自己防衛の為に空手を習い、また音楽に興味を持ちギタリストとなる。 1979年にベーシストのメルヴィン・ギブスとともにオーネット・コールマンのグループのドラマーであったロナルド・シャノン・ジャクソンのグループ、ザ・デコーディング・ソサエティに参加し、在籍中に3枚のアルバムを残す。同時期の1980年頃にジョセフ・ボウイ率いるデファンクトのメンバーとしても活動する。 1985年にニューヨークで活動する芸術家たちの団体「ブラック・ロック・コーリション」をジャーナリストのグレッグ・テイト、プロデューサーのコンダ・メイソンと共に設立。24-7スパイズやマイケル・ヒルズを紹介している。 リヴィング・カラー→詳細は「リヴィング・カラー」を参照
1983年頃に最初の青写真を描き、メンバーを揃えて1988年にミック・ジャガーの推薦もありエピック・レコードからデビューを果たす。 1995年頃にリヴィング・カラーの活動を休止したが、2000年以降、再結成、現在も活動している。 ソロ活動1984年にビル・フリゼールとの連名のアルバム『スマッシュ&スキャタレイション』を制作しギター以外にバンジョーを演奏。メルヴィン・ギブスのアルバム『MG』に参加。1987年にはレコーディング・アーティストとしてパブリック・エナミーやミック・ジャガーのアルバム『プリミティヴ・クール』に参加している。リヴィング・カラー在籍中に評判を呼び、サンタナ、ジャック・ブルース[1]、アンビシャス・ラバーズ、ジャマラディーン・タクマ、ジャック・ディジョネットのアルバムに録音を残している。リヴィング・カラーの活動休止後の1996年には、高木完、DJロジック、プリンス・ポール、ボム・スクワッドなどをゲストに迎え、テオ・マセロのプロデュースでソロ名義のアルバム『ミステイクン・アイデンティティ』を発表した。 セッション・プレイヤーとしてだけではなくプロデューサーとしても活動し、グラミー賞にノミネートされたサリフ・ケイタの1999年の作品『パパ』やジェームス・ブラッド・ウルマーの作品を制作した。 2001年からはジャック・ブルースのJack Bruce and the Cuicoland Expressのメンバーとして2002年まで在籍[2]、アルバムも録音したほか、2003年からはDJロジックとのヨヒンベ・ブラザーズを結成。アルバムを2枚制作する。 またマスク[3]を結成して、スティーヴ・ヴァイが設立したフェイヴァード・ネイションからヴァーノン・リード・アンド・マスク名義で2枚のアルバムを発表している。 2007年からはジャマラディーン・タクマとグラント・カルヴィン・ウエストンとのF4や、即興音楽のトリオ、フリー・フォーム・ファンキー・フリークスを結成して活動している。 ディスコグラフィリーダー・アルバム
リヴィング・カラー→詳細は「リヴィング・カラー § ディスコグラフィ」を参照
ヨヒンベ・ブラザーズ
フリー・フォーム・ファンキー・フリークス
参加アルバム
メディア出演
脚注
外部リンク |