ヴァランタン・マドゥアス
ヴァランタン・マドゥアス (Valentin Madouas、1996年7月12日 - )はフランス・ブレスト出身[1]の自転車競技選手。現在はグルパマ・FDJ所属。父のローラン・マドゥアスも元自転車競技選手。「ヴァルンタン・マドアス」とも表記される。 来歴アマチュア時代2012年に、カデカテゴリーでフランス選手権の個人追い抜きとマディソンのダブルチャンピオン[2]になりにブルターニュ選手権の個人タイムトライアルで優勝[3]。地元ブレストのBIC 2000のジュニアチームに所属したジュニア時代は、ヨーロッパ選手権で2つの銀メダルを獲得するなどトラックレースでの活躍が目立ち、ロードレースでも7勝を挙げた[4]。そんな活躍もあり2年目にはチームのリーダーとなった。 また競技活動と並行して、2014年からISENブレストで電子工学を学んでいる[5]。 2016年8月、フランス代表に選出されツール・ド・ラブニールとツール・ド・レンに出場[6][7]。 2016年10月、フランスのスポーツ新聞レキップのウェブサイトで2018年にFDJでプロデビューすることが発表された[8]。また2017年には1月12日から16日までFDJのトレーニングキャンプに参加した[9]。 2017年8月、FDJにトレーニーとして加入。ツール・デュ・ドゥーで8位に入るなどの活躍を見た[10]。9月14日、FDJは2018年から2年契約を結んだことを発表した。 プロ時代![]() 2018年プロとして初のレースとなったグランプリ・シクリスト・ラ・マルセイエーズで7位に入る[11]。ツール・デュ・オー・ヴァルでは総合4位。初ワールドツアーとなったストラーデ・ビアンケでは序盤からアタックし逃げに乗り、集団に捕まった後も集団に食らいつき20位でゴール[12]。グランプロ・ド・ドナン(19位)、クラシック・ロワール=アトランティック(36位)、ショレ=ペイ・ド・ロワール(26位)とフランスのワンデーレースを転戦した後、イツリア・バスク・カントリーに出場。そしてパリ〜カマンベールではリリアン・カルメジャーヌの独走逃げ切りを許してしまったものの2位表彰台。6月には、ルート・ドクシタニーでは総合8位に入りヤングライダー賞を獲得[13]。ビンクバンク・ツアーで総合25位[14]に入った後、8月末のブルターニュ・クラシックでは8位に入った[15]。その翌日、インスブルック行われる世界選手権のU23フランス代表に選ばれたことが発表された[16]。9月は、グランプリ・シクリスト・ド・モンレアルで12位、 グランプリ・ディスベルグで6位、世界選手権ロードレースU23では27位。10月4日、パリ〜ブールジュで残り2kmでアタックして、ブリアン・コカールやクリストフ・ラポールトらの猛烈な追い上げを振り切り、プロ初勝利を挙げた[17]。 2019年プロ2年目の2019年は、シーズン序盤のエトワール・ド・ベセージュで総合8位とヤングライダー賞、クラシック・ドゥ・ラルデシュとドローム・クラシックで2位と好調なスタート。3月にはパリ〜ニースに初出場し総合11位、ヤングライダー賞部門ではエガン・ベルナルに続く2位。4月にはワールドツアーレースを転戦し、イツリア・バスク・カントリーでトップ15フィニッシュ3回で総合17位、その後はアルデンヌクラシックに出場し、アムステルゴールドレースで8位、フレッシュ・ワロンヌで40位、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュで31位。 5月には初のグランツール、ジロ・デ・イタリアに出場。1週目から、丘陵ステージの第6と第7ステージでトップ10に入る活躍を見せた[18]。そんな活躍もあり1回目の休息日でチームはマドゥアスとの契約を2021年まで延長したことを発表[19]。その後レースの舞台は本格的な山岳に移っていき、第13ステージでは最後の登りに入るまで集団に残りステージ14位[20]。そして第20ステージではクローチェ・ダウネ峠でアタックするものの残り4kmで捕まってしまいステージ8位[21]。最終的に総合13位、ヤングライダー部門4位で初のグランツールを終えた。 2020年シーズン序盤に出場したフォーン=アルデシュ・クラシックでの落車で顎を骨折し、パリ〜ニースへの出場を断念した[22]。 ロードレースでの主な結果アマチュア時代
プロ時代![]()
グランツールの総合成績
トラックレースでの主な結果世界選手権
ヨーロッパ選手権フランス選手権
ブルターニュ選手権注意事項と参考文献
外部リンク
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