ワイカト (NPC)ワイカト(Waikato)は、ニュージーランド北島のワイカト地方、ハミルトンを拠点とする、ニュージーランド州代表選手権(NPC、National Provincial Championship)に参入している、ワイカト州(Waikato Region)代表のラグビーユニオンチームである。愛称はワイカト・ムールーズ(Waikato Mooloos)。 ここでは、チームを統括する組織「ワイカト・ラグビー・ユニオン(Waikato Rugby Union)」についても述べる。 ホームスタジアムホームスタジアムは、ハミルトンにあるFMGスタジアム・ワイカト(FMG Stadium Waikato)。命名権契約前の名称は、ワイカト・スタジアム。 沿革1921年、ワイカト・ラグビー・ユニオン(Waikato Rugby Union)が設立された。同年、初代代表チームは、タラナキとのアウェー戦で15対15の引き分け。3回目のマナワツ戦で初勝利した[1]。 1928年、赤・黄・黒を使ったジャージを採用[1]。 1951年、ノース・オークランドを6対3で破り、ランファーリー・シールドで初めて優勝した[2]。同年、チームマスコットのムールー(Mooloo)が誕生[2]。 1972年、オーストラリア代表に勝利[4]。1974年、フィジー代表に勝利[4]。 1976年、ニュージーランドの州ごとに選抜されたチームで競うNPC(ニュージーランド州代表選手権、National Provincial Championship)が始まり、ワイカトは2部で参入する[4]。 1980年、オークランドに勝利し、ランファーリー・シールドを奪還[5]。 同じく1980年に、NPCで1部に昇格した[5]。1985年に2部に降格したが、翌1986年には1部へ復帰した[5]。 1988年、ウェールズ代表と対戦し、勝利[5]。1989年には、カナダ代表とアルゼンチン代表に勝利[5]、1990年にオーストラリアに勝利した[6]。 1992年、NPC決勝戦でオタゴを40対5で破り、初めて全国チャンピオンになる[6]。 1993年、ランファーリー・シールドを8年間守り続けたオークランドを破り、シールドを奪った[6]。同年、ブリティッシュ・ライオンズに勝利[6]。 1997年10月4日、ランファーリー・シールドをオークランドから奪取し、2000年9月まで21回のシールド防衛に成功した[6]。 2001年、元ワイカト代表キャプテンのジョン・ミッチェルが、オールブラックスのヘッドコーチに就任[7]。 2002年、ワイカト・スタジアム(後のFMGスタジアム・ワイカト)が完成[7]。 2006年、第1回エア・ニュージーランド・カップ決勝戦でウェリントンを破り、2度目の全国チャンピオンとなる[7]。 2007年・2012年・2015年・2018年に、ランファーリー・シールドを獲得。 2018年、マイター10カップ・プレミアシップ(現・NPC)への昇格を果たす[8]。 2021年、NPC決勝でタスマンを23対20で破り、3度目の全国チャンピオンとなる[9]。 ワイカト・ラグビー・ユニオン代表チーム(男子・女子)、ワイカト・セブンズ(男子・女子)のほか、シニアクラブや学校ラグビーを含む、ワイカト地方のクラブラグビーを管理している。 MGスタジアム・ワイカト(ワイカト・スタジアム)に、ワイカト・ラグビー・ユニオンの本部がある[10]。スーパーラグビーのギャラガー・チーフスは、ワイカトほか全6ユニオンを拠点としている。 出典
関連項目
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