レディズ・オブ・ザ・キャニオン
『レディズ・オブ・ザ・キャニオン』(Ladies of the Canyon)は、ジョニ・ミッチェルが1970年に発表した3枚目のアルバム。 概要タイトルの「ザ・キャニオン」は、1960年代に多くのミュージシャンが住んだロサンゼルス郊外のローレル・キャニオンを指す。ミッチェルも当時ローレル・キャニオンのルックアウト・マウンテン・アヴェニューに家を買い、そこでグラハム・ナッシュと暮らしていた[3]。 ロサンゼルスのA&Mスタジオでレコーディングは行われた。エンジニアはヘンリー・レヴィー。収録曲はすべてミッチェルが作詞作曲した。1970年4月に発売され[1][2]、ビルボードのアルバム・チャートの27位を記録した。イギリスでは8位を記録した。 ジャズ・フルート奏者のポール・ホーンがクラリネットとフルートで参加している。 「サークル・ゲーム」は、カナダのフォーク・デュオ、イアンとシルヴィアのアルバム『So Much for Dreaming』(1967年4月発売)に収録されたものが最初に世に出たバージョンである[4]。その後バフィー・セントメリーやトム・ラッシュのカバーなどが続き、本アルバムによってようやくミッチェル自身のバージョンが発表された。同曲のコーラスとしてクレジットされている「The Lookout Mountain United Downstairs Choir」は、デヴィッド・クロスビー、スティーヴン・スティルス、グラハム・ナッシュの3人の別名である[3]。 ジャケットの絵は、他の多くの作品と同様、ミッチェル自身が描いている。 アルバム発売と同じ月(1970年4月)に「ビッグ・イエロー・タクシー」がシングルカットされた[5]。B面には「ウッドストック」が収録された。 2022年7月23日、ミッチェルの公式YouTubeチャンネルは、『レディズ・オブ・ザ・キャニオン』アルバム全体を1本の動画として公開した[6]。 収録曲
脚注
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