リバーズ州
リバーズ州(リバーズしゅう、Rivers State)はナイジェリアの36の州の1つ。州都はポートハーコート。 地理ニジェール・デルタに位置する州の1つで南は大西洋に面し、西にバイエルサ州、デルタ州、北にアナンブラ州、イモ州、アビア州、東にアクワ・イボン州と接する。 リバーズ州の内陸部は熱帯雨林で海岸に向かうにつれマングローブの茂る熱帯性三角州になる。 歴史リバーズ州は1885年から1893年までイギリスのオイルリバーズ保護領の一部であった。1893年にニジェール海岸保護領とされた。1900年にイギリス王立ニジェール会社の支配する南部ナイジェリア保護領に統合された。1960年のナイジェリア独立時に東部州となった。 1976年にベンデル州からウゲリ、クロスリバー州からオポボが移管された。1996年に西部がバイエルサ州に分割された。オゴニランドは1996年以降の領域の東南部に位置する。 2000年代に入り反政府運動が活発化。2007年5月3日には、ポートハーコート近郊の発電所の建設現場で、武装勢力により大宇建設の社員ら11人が拉致される事件(大宇建設社員拉致事件)が発生している。 2020年代においても石油生産は州の一大産業となっている。地域住民はこれら生産施設などから原油の窃盗を行っており、2021年の統計では1日40万バレルもの原油が失われている。盗まれた原油は原始的な施設で石油精製されており、深刻な大気汚染や爆発事故などを招いている。後者については違法製油所の爆発で2021年10月には25人が、2022年4月には109人以上が死亡している[1]。 行政区分1996年以降のリバーズ州には23の地方行政区 (LGA) が置かれている。
出身者
脚注
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