『リオ・グランデ・マッド』(Rio Grande Mud)は、アメリカ合衆国のロック・バンド、ZZトップが1972年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。
背景
「フランシーヌ」は、元々はザ・チルドレンというバンドで活動していたスティーヴン・ペロンとケニー・コードレイ(英語版)が共作した曲で[2]、ZZトップが1972年にリリースしたシングルでは「Francene」と綴られていた[3]。ZZトップは「フランシーヌ」のスペイン語詞ヴァージョンも録音し、シングルB面曲として発表している[3]。
ビリー・ギボンズは本作のレコーディングでフェンダー・ストラトキャスター等フェンダーのギターを多用したが、「1973年ぐらいに、それらをライヴで使うのをやめた」と語っている[4]。
反響・評価
バンドは本作で初めてBillboard 200入りを果たし、最高104位に達した[1]。また、「フランシーヌ」はBillboard Hot 100で69位に達した[1]。
収録曲「ジャスト・ガット・ペイド」は長年にわたってZZトップのコンサートで演奏され、ビリー・ギボンズのスライドギターのショウケースとして評価されている[5]。
収録曲
- フランシーヌ "Francine" (Billy Gibbons, Stephen Perron, Kenny Cordray) – 2:54
- ジャスト・ガット・ペイド "Just Got Paid" (B. Gibbons, Bill Ham) – 3:48
- マッシュマウス・シャウティン "Mushmouth Shoutin'" (B. Gibbons, B. Ham) – 3:45
- コ・コ・ブルー "Ko Ko Blue" (B. Gibbons, Dusty Hill, Frank Beard) – 4:23
- シボレー "Chevrolet" (B. Gibbons) – 3:19
- アポロジャイズ・トゥ・パーリー "Apologies to Pearly" (B. Gibbons, D. Hill, F. Beard, B. Ham) – 2:47
- バーベキュー "Bar-B-Q" (B. Gibbons, B. Ham) – 3:22
- アフター・ザ・レイン "Sure Got Cold After the Rain Fell" (B. Gibbons) – 6:49
- ウィスキー&ママ "Whiskey'n Mama" (B. Gibbons, D. Hill, F. Beard, B. Ham) – 3:20
- ダウン・ブラウニー "Down Brownie" (B. Gibbons) – 2:27
参加ミュージシャン
脚注・出典