リアル・ゴーン(Real Gone)は、トム・ウェイツが2004年に発表したアルバム。
解説
トムのアルバムとしては初めて、ピアノが全く使用されず、鍵盤楽器も「サーカス」でトム自身がチェンバレンを弾いているのみ。トムの息子のケイシーが、「トップ・オブ・ザ・ヒル」「メトロポリタン・グライド」でターンテーブルを担当している他、ドラムス等も演奏している。
「デイ・アフター・トゥモロウ」は、1人の兵士の視点で歌われた反戦歌で、ジョン・フランズバーグ(ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツ)が「moveon.org」「music for america」といった非営利政治団体と共同企画したチャリティ・アルバム『Future Soundtrack for America』(2004年8月、日本未発売)で先行発表されていた。2006年にはドキュメンタリー映画『The Ground Truth』でも使用される[17]。同曲は、allmusic.comにおいて「ここ十年では最も洞察力と思慮深さに満ちた反戦歌」と評された[18]。
「デッド・アンド・ラヴリー」は、トムが俳優として出演した2006年の映画『Wristcutters: A Love Story』で使用された[19]。
収録曲
全曲トム・ウェイツとキャスリーン・ブレナンの共作。
- トップ・オブ・ザ・ヒル - "Top of the Hill" - 4:55
- ホイスト・ザット・ラグ - "Hoist That Rag" - 4:20
- シンズ・オブ・マイ・ファーザー - "Sins of My Father" - 10:36
- シェイク・イット - "Shake It" - 3:52
- ドント・ゴー・イントゥ・ザット・バーン - "Don't Go into That Barn" - 5:22
- ハウズ・イット・ゴナ・エンド - "How's It Gonna End" - 4:51
- メトロポリタン・グライド - "Metropolitan Glide" - 4:13
- デッド・アンド・ラヴリー - "Dead and Lovely" - 5:40
- サーカス - "Circus" - 3:56
- トランプルド・ローズ - "Trampled Rose" - 3:58
- グリーン・グラス - "Green Grass" - 3:13
- ベイビー・ゴナ・リーヴ・ミー - "Baby Gonna Leave Me" - 4:29
- クラング・ブーム・スティーム - "Clang Boom Steam" - 0:46
- メイク・イット・レイン - "Make It Rain" - 3:39
- デイ・アフター・トゥモロー - "Day After Tomorrow" - 6:56
- チック・ア・ブーン - "Chickaboom" - 1:17
カヴァー
参加ミュージシャン
脚注
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サウンドトラック | |
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レーベル | |
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関連項目 | |
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