ボーン・マシーン(Bone Machine)は、トム・ウェイツが1992年に発表したアルバム。グラミー賞の最優秀オルタナティヴ・レコード賞を獲得し、トムにとって初のグラミー賞受賞作となった。
解説
本作制作に当たって、トム自身は「急にパーカッションに目覚めた」と語っており[11]、4曲でドラムスを担当している他、自宅の納屋にある農具や調理器具もパーカッションとして使用した。
『レイン・ドッグ』(1985年)で共演したキース・リチャーズが再び参加。最後を飾る「ザット・フィール」はキースとトムの共作で、ボーカルも2人のデュエット。トムと親交の深いオルタナティブ・ロック・バンド、プライマスのレス・クレイプールも「地球の断末魔」に参加。「ホイッスル・ダウン・イン・ザ・ウィンド」には、ロス・ロボスのデイヴィッド・イダルゴが参加。本作では、妻キャスリーン・ブレナンの貢献も大きく、共同プロデューサーとしてクレジットされているのに加え、大半の楽曲がトムとキャスリーンの共作となっている。
「地球の断末魔」は、1995年公開の映画『12モンキーズ』(監督:テリー・ギリアム)で使用された。「ゴーイン・アウト・ウエスト」は、1999年公開の映画『ファイト・クラブ』で使用された[12]。2005年には、トムが俳優としても出演した映画『ドミノ』で「ジーザスのおでまし」が使用された。
収録曲
特記なき楽曲はトム・ウェイツ作。
- 地球の断末魔 - "Earth Died Screaming" - 3:39
- ダート・イン・ザ・グラウンド - "Dirt in the Ground" (Tom Waits, Kathleen Brennan) - 4:08
- サッチ・ア・スクリーム - "Such a Scream" - 2:07
- すべてを脱ぎ捨てろ - "All Stripped Down" - 3:04
- フー・アー・ユー - "Who Are You" (T. Waits, K. Brennan) - 3:57
- 海が私を嫌っている - "The Ocean Doesn't Want Me" - 1:51
- ジーザスのおでまし - "Jesus Gonna Be Here" - 3:21
- ア・リトル・レイン - "A Little Rain" (T. Waits, K. Brennan) - 2:58
- イン・ザ・コロシアム - "In the Colosseum" (T. Waits, K. Brennan) - 4:50
- ゴーイン・アウト・ウエスト - "Goin' Out West" (T. Waits, K. Brennan) - 3:19
- 赤い納屋の殺人 - "Murder in the Red Barn" (T. Waits, K. Brennan) - 4:29
- ブラック・ウィングズ - "Black Wings" (T. Waits, K. Brennan) - 4:37
- ホイッスル・ダウン・イン・ザ・ウィンド - "Whistle Down the Wind" - 4:36
- 大人になんかなるものか - "I Don't Wanna Grow Up" (T. Waits, K. Brennan) - 2:31
- レット・ミー・ゲット・アップ・オン・イット - "Let Me Get Up On It" - 0:55
- ザット・フィール - "That Feel" (Keith Richards, T. Waits) – 3:11
カヴァー
参加ミュージシャン
脚注
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スタジオ・アルバム | |
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ライヴ・アルバム | |
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サウンドトラック | |
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レーベル | |
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関連項目 | |
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