ユリ・ホセイ
ユリ・ホセイ(Yuri Hosei、日本語: ホセイ有栞[1]、2005年5月20日[4] - )は、パラオの水泳(競泳)選手。2024年パリオリンピックの競泳競技パラオ代表[1]。日本の三重県伊勢市出身[2]で、2024年現在、上智大学総合人間科学部に通っている[1]。 経歴パラオ人の父・ジェーソンと日本人の母・友依子(ゆいこ)の間に生まれる[2]。母は三重県伊勢市の出身で、ユリは母の故郷で生まれた[2]。6歳の時にパラオに移り、8歳で水泳を始めた[2]。パラオ国内に1つしかない競泳用のプールで練習を積み[5]、そのプールが使えない日は海で50m先のブイに向かって泳いでいた[1]。この経験から「アグレッシブな泳ぎ」を会得し[1]、2021年に世界選手権のパラオ代表選手に選抜された[1]。同選手権では、自己ベストを3秒更新した[1]。 2023年9月21日に[6]上智大学総合人間科学部教育学科に進学し、水泳部に入部した[1]。同学へは第8期ザビエル留学生として入学し、英語による学位取得を目指している[6]。なお、日本語の読み書きもできる[5]。2024年7月、パリオリンピックのパラオ代表に選抜された[7]。代表に選ばれたことは、ファミリーレストランで勉強中に母からの電話で知らされ、以前から選抜の可能性を伝えられていたため、あまり驚かなかったという[7]。むしろ、同時に弟のジオンもパラオ代表に選抜された[2]ことに驚いた[7]。オリンピック出場が決まった後に開催された上南戦では、オリンピック選手ということで、南山大学の学生から一緒に写真を撮るようせがまれた[7]。 パリ・ラ・デファンス・アレナで開かれたパリオリンピック本番では、8月1日に弟のジオンが男子50m自由形の予選4組に出場、25秒67で6位であった[8]。ユリは8月3日の女子50m自由形の予選3組に出場し、バングラデシュ代表のムスト・ソニア・カトゥンと同着の30秒52で6位であった[9]。出場前の目標は自己記録30秒70の更新だった[7]ため、実現した[9]。 脚注
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