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ヤマハゼ
分類（APG III）
学名
	Toxicodendron sylvestre; (Siebold et Zucc.) Kuntze (1891)
シノニム
	Rhus sylvestris Siebold et Zucc. (1845);
和名
	ヤマハゼ（山黄櫨）、ハゼ

ヤマハゼ（山櫨^[3]・山黄櫨、学名: Toxicodendron sylvestre）は、ウルシ科ウルシ属の落葉小高木。山地に生える。中国名は、木蠟樹（別名：野漆樹）^[1]。

分布・生育地

落葉広葉樹の小高木で、樹高は5 - 8メートル (m) になる^[3]。樹皮は暗灰褐色で、生長するに従って縦に裂け、短冊状に剥がれる^[3]。一年枝は太く、枝先に毛が残る^[3]。葉は奇数羽状複葉で、小葉は4 - 6対。両面に毛が散生し、全縁。葉軸の上面にも毛が生える。秋には紅葉する。

花期は5 - 6月^[3]。雌雄異株で、黄緑色の花をつける。

果実は黄褐色で目立ち^[3]、表面は無毛。

冬芽は裸芽で黄褐色の毛が密生する^[3]。枝先につく頂芽は円錐状で大きく、先端は不揃いの傾向がある^[3]。側芽は枝に互生し、卵円形で小さく、側芽から側枝が出ることも多い^[3]。葉痕は大きく、心形や半円形で維管束痕が多数つく^[3]。

鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文『樹皮と冬芽：四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社〈ネイチャーウォチングガイドブック〉、2014年10月10日、103頁。ISBN 978-4-416-61438-9。
茂木透写真、高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花：離弁花 2』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑 4〉、2000年10月、278-279頁。ISBN 4-635-07004-2。