モーターボート記念競走(モーターボートきねんきょうそう)は、ボートレースのSG競走の1つ。
2014年からは「ボートレース メモリアル(BOAT RACE MEMORIAL)」[1]と呼ばれる。本競走は5大SG競走・GRANDE5の第3戦に位置付けられている。
概要
ボートレースダービー(全日本選手権)に次いでグレード制が制定される前から続く特別競走である。正式名称はモーターボート記念競走。「総務大臣杯」の下付賞がある。
1995年、第41回大会(三国)から、開催される本場を除く23競艇場から1人ずつ推薦される選考方式となった。[2]
2012年、第58回大会(桐生)から、開催される本場を除く23ボートレース場から2人ずつ推薦される方式(必ず優先出場選手が含まれる)に変更される。
2014年、第60回大会(若松)では、優勝戦の上位3選手に対して金・銀・銅メダルが贈呈されることとなった。
2015年、第61回大会(蒲郡)から、優勝戦上位3選手のメダルだけでなく、出走選手にもメダルを贈呈することとなった。ただし、スタート事故による返還金が発生した場合は、メダルの贈呈は行われない。
8月最終週に開催されることが多いが、年によっては8月と9月にまたがって開催される場合がある。
- 優先出場
- 開催されるボートレース場を除いた全てのボートレース場から推薦された選手(各場2名ずつの46名「必ず優先出場選手を含めること」) 2011年までは各場1名ずつの推薦であった。
- 例:A競艇場の場合優先出場選手と一般選手の2名やB競艇場は一般2名など
- 開催競艇場の施行者が希望する選手
- ※優先出場以外の選手は開催年の後期A1級であること(審査期間は前年11月から当年4月で90走以上が必要)、および前年6月から開催年5月末までの出走回数160走以上の出走が必須である。
- 選出除外・出場取消
- 前々回(2年前)のモーターボート記念から開催年のオーシャンカップのSG優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手。
- 前回(前年)のモーターボート記念から開催年のオーシャンカップのSG準優勝戦及び賞金王決定戦の「トライアル1st/2nd・順位決定戦」で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手。
- 怪我・病気に伴う出場辞退者。
- 前年6月から前検日までに褒賞懲戒規程による出場停止処分を受けた選手。
歴史
エピソード
- 第47回大会(2001年)(多摩川)において優勝した市川哲也は、完全優勝(出走した7レース走全て1着)を達成した。
- 第57回大会(2011年)(福岡)の優勝戦は出場した6名が全員九州勢、うち5名の所属支部が福岡だったが出畑孝典と岡崎恭裕の2艇がフライングを起こし、10億円超の返還が発生した。
- 第58回大会(2012年)は前回優勝の瓜生正義が連覇を達成。倉田栄一以来となる48年ぶりの快挙となった。
- 第64回大会(2018年)は台風20号の影響により8月23日(3日目)の開催が中止順延となった[7]。
- 第65回大会(2019年)(大村)は9月1日に優勝戦が行われ毒島誠が連覇を達成し、前述の瓜生以来7年ぶり3人目の快挙となったが、ともに1号艇での優勝は毒島が初。また毒島は2013年9月1日に優勝戦が行われた第59回大会(2013年)も優勝している。(9月1日優勝戦はその第59回大会以来である)
- 第66回大会(2020年)(下関)は新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に伴い、開催地・ボートレース下関が立地する山口県在住の各日2,000人を上限とする事前抽選入場制が取られた。
- 第70回大会(2024年)(丸亀)9月1日に優勝戦が行われ、馬場貴也が大会連覇を達成し、5年ぶり4人目の快挙を達成した。
歴代優勝者
出典はボートレースオフィシャルウェブサイトにあるボートレースメモリアルの各回ページより。
今後の開催予定
関連項目
- 全国ボートレース甲子園 - 2019年から開催されているGII競走の一つ[9]。出場選手の選出方法が類似するが、当該競走は「全47都道府県代表」として選出される。
脚注
外部リンク
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2000年代 | |
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