ミズ・パックマン
ミズ・パックマン(英語: Ms. Pac-Man) は、1981年にバリー=ミッドウェイよりアメリカで発売されたアーケードゲーム。当初はパックマンのクローンゲームとしてリリースされた。のちにナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)の公認を受け、日本でもナムコミュージアム等に収録されたほか、ダウンロード販売もされた時期もあった。 誕生のきっかけ誕生プロセスが他のシリーズと大幅に異なっている。マサチューセッツ工科大学の学生だったケビン・カランとダグ・マクレーが1981年にゼネラルコンピュータ社を設立。『ミサイルコマンド』の強化版亜流を非公認に開発し儲けていた所、亜流を作られてしまったアタリが彼らと提携し正式にライセンス化した。 次いで彼らが開発したゲームがパックマンのクローンゲームである『ミズ・パックマン』だった。そのクオリティの高さから、アメリカで『パックマン』の販売を行っていたミッドウェイ社から承認を受け公式化された。なお、ミッドウェイは「ゲーム内容やデザインを修正する権利を保持する」という条件付きで承認している[1]。結果として正式なパックマンシリーズとして発売される運びとなり、パックマンを凌ぐ最大級のヒットとなった。アーケード版は日本では発売されなかったが派生的著作物となるとしてナムコも許諾していた。岩谷も姉妹品として大成功だったと述べている[2]。 しかし、2000年代に入ってからゼネラルコンピュータ社の権利承継人たちとバンダイナムコの間でロイヤリティ面での係争があり、2014年発売の『パックマンミュージアム』では『ミズ・パックマン』は別売りのDLCとなった。その後、ゼネラルコンピュータ社の権利を買収したAtGamesとバンダイナムコの間にも係争が生じ、2022年発売のアーケードアーカイブス版『パックランド』に登場するパックマンの妻子が別キャラクターに描き変えられたほか、『PAC-MAN MUSEUM+』では『ミズ・パックマン』が除外された[3]。 ゲーム内容
キャラクターとしてのミズ・パックマンピンボールゲーム『Mr. & Mrs. Pac-Man』でパックマンと結婚、TVアニメシリーズ以降はJr.の母となっている。日本での初登場は1984年の『パックランド』。 2000年12月28日発売のPlayStation用ソフト『ミズパックマン メイズマッドネス』でも主人公をつとめた。 移植以下は日本で発売されたもののうち、ソフト内に収録されているもの。
日本未発売のものとしては、2000年発売の『Microsoft Return of Arcade: Anniversary Edition』(Windows版)などがある。 脚注
参考文献
外部リンク |