マールボロ・ロード駅
マールボロ・ロード駅は廃止されたロンドン地下鉄の駅である。当駅はメトロポリタン鉄道(現在のメトロポリタン線)のベーカー・ストリート駅から北への最初の支線として建設されたメトロポリタン&セント・ジョンズ・ウッド鉄道の北の終点として1868年に開業した。当時のロンドン地下鉄路線図には省略してMarlboro Roadと記されていた。 1930年代中期、メトロポリタン線各支線からの列車が集中するフィンチリー・ロード - ベーカー・ストリート間の線路容量は限界に達していた。この集中を緩和するため、ベーカー・ストリートのベーカールー線トンネルからフィンチリー・ロードまでのシールド工法の新線が建設された。メトロポリタン線スタンモア支線の機能は1939年11月20日にベーカールー線スタンモア支線に引き継がれ、ベーカー・ストリートに流れ込む乗客が分散、メトロポリタン線を通過する列車数が削減された。 メトロポリタン線のフィンチリー・ロード - ベーカー・ストリート間の駅は廃止され、当駅近くにセント・ジョンズ・ウッド駅が新設された。 廃止以前から、当駅はローズ駅に近かったため、クリケットシーズンのピークを除いて乗降客はあまり多くなかった。 当駅の駅名の由来となったマールボロ・ロードは後にマールボロ・プレイスに改名されている。 1973年放映のBBCのドキュメンタリー番組、メトロ・ランドに廃止されたホームと駅舎(当時はステーキハウス)が映ったシーンがある。当駅の駅舎は中華料理店として現存している。
関連項目ベーカールー線スタンモア支線の開業により以下のメトロポリタン線の駅が廃止されている。 外部リンク |