マーシャル・ギャンビットマーシャル・ギャンビット
マーシャル・ギャンビット (Marshall Gambit) は、チェスのオープニングの1つで、ルイ・ロペスの変化の1つである。右図がマーシャル・ギャンビットの基本形で[1]、基本形までの手順は1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bb5 a6 4.Ba4 Nf6 5.0-0 Be7 6.Re1 b5 7.Bb3 0-0 8.c3 d5である[2]。モーフィー・ディフェンス[3]の1変化である。 主な変化9.exd5 Nxd5 10.Nxe5 Nxe5 11.Rxe5 c6 12.d4 Bd6 13.Re1 Qh4 14.g3 Qh3 15.Be3 Bg4 16.Qd3 Rad8 17.Nd2 Re6 18.a4 bxa4? 19.Rxa4 f5 20.f4? Bxf4 21.Bf2? Rxe1+ 22.Bxe1 Re8[4][5] この手順は1963年に対局されたノボパシィン対スパスキー戦で指されたものである[5]。22手で白のノボパシィンが投了した[5]。 黒の11手目で11.… Nf6と指すのも1つの変化である[5]。 白の12手目で12.d3と指す手は消極的[5]。 白の14手目で14.h3と指すと14.… Bxh3 15.gxh3 Qxh3 16.f4 Qg3+と進行し白が苦しくなる[5]。 白の15手目で出来た型がマーシャル・ギャンビットの変化で最も多く現われる型である[5]。 白の16手目でd3以外にクイーンを動かすと黒に16.… Bf3と指され、17.… Qg2#のチェックメイトを防ぐことは出来ない[5]。 白の18手目で18.Qf1とクイーンの交換を図っても黒は攻撃中なので18.… Qh5と逃げられる[5]。 黒の18手目で18.… bxa4?とポーンを取ったのは悪手[5]。ポーンの形が悪くなるのでここではポーンを取らない方がよい[5]。 白の20手目では20.Qf1と指すのが好手[5]。 参考文献
脚注・出典 |