マルセル・シュロッター
マルセル・シュロッター[2] ( Marcel Schrötter, 1993年1月2日 - ) は、ドイツ・バイエルン州フィルゲルツホーフェン出身のオートバイレーサー。 経歴キャリア初期![]() シュロッターの初レースは1996年、3歳のときにヤマハ・PW50を駆り出場したライヒリングでのモトクロスレースだった。2002年、9歳のときにはポケバイレース(DMSB/dmsj-Pocket-Bike-Nachwuchs-Cup)のチャンピオンとなった。2003年からはADACミニバイクカップに参戦を開始、2005年からは5度の世界チャンピオンに輝いたアントン・マンクの指導を受けるようになり、ホッケンハイムリンクやザルツブルクリンクでトレーニングを受けた[3]。2005年は1勝を挙げてシリーズ3位、2006年は4勝でシリーズ2位と成績を伸ばしていった。 ドイツ選手権等での活躍2007年、マンクのチームからドイツロードレース選手権(IDM)125ccクラスに、ホンダ・RS125Rを駆って参戦を開始した。14歳のシュロッターは開幕戦のラウジッツリンクでいきなり2位表彰台に立つ等の活躍を見せ、シリーズランキング5位でデビューイヤーを終えた[4]。 翌2008年シーズンには、開幕戦ラウジッツリンクで初優勝を果たした。その後も4勝を挙げ、オランダのジョーイ・リットジェーンを破ってシリーズ2年目にしてチャンピオンに輝いた[5]。またこの年はスペインロードレース選手権(CEV)125ccクラスにもスポット参戦し、初戦のバレンシアでいきなり勝利を挙げる活躍を見せた[6]。 2009年もIDM125ccに継続参戦し、全8戦中7勝・残りの1戦でも2位に入る圧倒的な強さを見せ、16歳のシュロッターはIDM125ccクラス史上2人目のタイトル防衛を果たした。またこの年の11月にアルバセテ・サーキットで開催されたヨーロッパ選手権レース[7]でも勝利を収めた[8]。 ロードレース世界選手権 125ccクラスシュロッターのグランプリデビューは2008年、ザクセンリンクで開催されたロードレース世界選手権第10戦ドイツGPへのワイルドカード参戦だった。そのレースでは13位で完走し、ポイントを獲得することができた。 翌2009年は3戦にワイルドカード参戦し、第9戦ドイツGPではフロントロウ(予選4番手)を獲得、最終戦バレンシアGPでは5位で完走するなどの活躍を見せた。 2010年、シュロッターはインターウェッテン・チームからロードレース世界選手権125ccクラスにフル参戦デビューを果たした。マシンはこれまでと同じく、メーカーでの開発が事実上止まってから久しいホンダ・RS125Rであり、ピアジオ勢(アプリリア、デルビ)の最新型ファクトリーマシンが多数参戦する中では厳しい体制となった。シーズン最高位は第2戦スペインGPと最終戦バレンシアGPでの12位に留まり、年間ランキング18位に終わった。 2011年シーズンはインドのマヒンドラブランドのマシンで125ccクラス最後のシーズンを戦う。マシンを実際に制作しチームを運営するのは、2003年以降マラグーティ→ロンシン→ランブレッタとサポート企業を変えながら参戦を続けているイタリアのエンジン・エンジニアリング社である[9]。 スーパースポーツ世界選手権2022年は、スーパースポーツ世界選手権にMVアグスタでオーストラリアラウンドから参戦[10]。 ロードレース世界選手権 戦績
脚注
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