マットグロッソ州
マットグロッソ州(マットグロッソしゅう、Estado de Mato Grosso [ˈmatu ˈɡɾosu] ( 音声ファイル))は、ブラジルの中西部に位置する州。州庁所在地はクイアバ。略称は「MT」である。 地理ブラジル中西部地方に位置する広大な州で、ロンドニア州、アマゾナス州、パラー州、トカンティンス州、ゴイアス州、マット・グロッソ・ド・スル州に隣接している他、ボリビアと国境を接している。総面積は90万3208平方キロメートルで[1]、ブラジルで3番目に広い州である。
位置北にパラー州、アマゾナス州、東部にトカンティンス州、ゴイアス州、南部にマットグロッソ・ド・スル州、西部にロンドニア州、ボリビア(サンタクルス県)との国境に囲まれている。時差は州全域においてブラジリアより1時間遅い。 南西部の一角に世界的に有名な大湿地帯「パンタナール」(Pantanal)があり、その北部へは州都クイアバからアクセスできる。 主な都市歴史地名の語源は、ポルトガル語で「深い森」を意味する。 1494年に締結されたトルデシリャス条約により、当初はスペイン領であった。最初の入植もスペインのイエズス会宣教師が行ったが、1680年にサンパウロからの開拓者(バンデイランチ)によって駆逐された。1718年に金が発見されると入植者が相次ぎ、1748年にポルトガルによって総督府が設置された。 経済農業が主な産業で、特に牧畜が盛んである。広大な面積を利用したサトウキビや綿花、大豆、米などの栽培も行われており、特に大豆の生産に於いてはブラジル国内で最大級である。また州の南部にはパンタナールがあり、多くの観光客が内外から訪れている。 交通州都のクイアバにはマレシャウ・ホンドン国際空港があり、ブラジル各地から便が乗り入れている。面積が広大な為小型機による移動も多いが、州内の飛行場には未舗装の滑走路しかない所も少なくない。自動車による移動も重要な交通手段だが、都市を離れると未舗装道路が多い。また、場所によっては道路が水没する為雨季の陸上移動が困難になる場所も多い。その他農業州らしく、近距離の移動には馬や驢馬も多く使われる。 教育出身有名人
脚注出典
関連項目外部リンク
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