ポールドペ
ポールドペ(フランス語:Port-de-Paix/平和の港)(ハイチ語Pòdpè)はハイチの北西県の県都。大西洋に面しトルトゥーガ島の対岸にある。人口は約12万人(2023年)。 歴史先住民のタイノ人は「Xarama」と呼んでいた。 1492年12月6日夜、クリストファー・コロンブスが上陸し、「バルパライソ」(Valparaíso)と名付けた。 1665年、イギリス勢によりトルチュ島を逐われたフランス系フィリバスターが現在よりもモールサンニコラ寄りに町を建設したとされる。 1676年、フランス領サン=ドマングの首都がトルチュ島から移された。 同年、奴隷のパドル・ジャンが逃亡した。 1679年にはパドル・ジャンらによる最初の黒人奴隷の蜂起が起きた[3]。 バナナとコーヒーの輸出港として栄え、タークス・カイコス諸島からは魚の干物が輸入された。 ハイチ革命のフランソワ・カポワの生地でもある。 ルヴェルチュール軍の第9旅団のジャック・モルパ将軍がブルネット将軍に捕えられ、家族や部下と共にナポレオン軍のロシャンボー将軍に拷問され海に投げ込まれると、カポワが第9旅団を引継ぎ、1803年4月にポールドペを奪還し、ヴェルティエルの戦いでロシャンボーを撃ち破った。 1902年の火事で町全体が焼け、船の他残らなかった[4]。 米、カカオ、タバコも栽培され、近年ではマイアミからの日用品の輸入港となっている。 2018年10月6日、M5.9の地震が発生し、少なくとも12人が死亡した。 メディア
ラジオ
交通脚註
外部リンク
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