ベルヴェディア（Belvedere）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州のマリン郡にある都市。人口は2,068人（2010年）。
住人一人あたりの平均所得$113,595は州内で1位、全米で18位であり、人口2,000人以上の街では全米でも1位である[2]。
地理
サウサリートから海を挟んで北東2.4km、サンフランシスコからはサンフランシスコ湾を挟んで北6kmに位置する。ベルヴェディア島、ベルヴェディア・ラグーン、ティブロン半島の一部によって構成される。
歴史
1800年代に最初の入植が行われ、その後、ティブロンまで鉄道が通った。
1897年、市政が引かれ、翌年には郵便局も置かれた。
1949年、元は教会だった建物を移設、市役所として現在の位置になった。また、アクセスを改善する為、ラグーンの一部が埋め立てられた。
住宅
ベルヴェディア島、ティブロン半島共に非常に地価が高く、このエリアの87.6%は100万ドルを超える高級住宅である。100万ドルを超える住宅はカリフォルニア州内では2.3%しか存在しないことと比較すると、言うまでもなく際立った数字である[3]。
多くの住宅はビクトリア調で、そのうちのいくつかでは毎年5月にホーム・ツアーが行われている。
素晴らしい眺望を誇ることでも知られ、サンフランシスコ、エンジェル・アイランド、ゴールデン・ゲート・ブリッジを含むベイエリアを一望出来る。
人気の高騰によってマンション等の建築が計画されているが、古くからの住人達からの強い反対の声が上がっている。
生活
景観にそぐわない建築は禁止され、樹木の伐採も厳しく管理されている。また、市内ではいかなるレストランや店舗の出店が許可されていない為、隣のティブロン市に依存している。
ベルヴェディア島、右奥にティブロンが見える
元々は漁業も行われていたが、現在はサンフランシスコ・ヨット・クラブの拠点となっている[4]。
ティブロン半島にあるリング・マウンテンには先住民族の残したペトログリフや固有の植物が残っていることで知られる。
ラグーン内ではボートに乗ることが出来る。
人口動態
2000年の調査では956世帯、2,125人が居住している。
住人の白人率は96.94%と非常に高く、平均年齢も52.7歳と州内の平均33.3歳より大幅に高い。
貧困層は5.7%存在する。
脚注
関連項目
外部リンク
