サンフランシスコ・ベイエリア
![]() ![]() サンフランシスコ・ベイエリア(英語: San Francisco Bay Area、単にベイエリア、英語: Bay Areaとも)とは、アメリカ合衆国カリフォルニア州北部の大都市サンフランシスコとオークランド、またその近郊の都市を含めたサンフランシスコ湾の湾岸地域を指す。日本語で「桑湾」と表記されることもある。対岸のオークランドなどを含めた都市圏(大都市統計地域 (MSA))の人口は4,594,060人にも上り、全米第12位の規模。更に南岸のサンノゼなどまで加えたサンフランシスコ・ベイエリア全体の人口は7,561,755人で広域都市圏(合同統計地域 (CSA) )として全米6番目の規模(いずれも2014年国勢調査)である。有数のハイテク産業の集積地としても知られている。 歴史
地理・生態系サンフランシスコ・ベイエリアはサンアンドレアス断層の両側を跨ぐため、両側の岩盤の種類が全く異なる。一帯には混合林の常緑樹林、セコイア、ベイマツ、ビショップマツ、オークなどの森林、サバナ、海岸の低木林、シャパラル、海岸砂丘、汀線、タイドプール、コンブ目とアマモの藻場、草原、湿地など多様な生態系がある。ピューマ、テュールワピチ、カリフォルニアアシカ、ゾウアザラシ、カリフォルニアアカアシガエルなどの動物およびアラナミキンクロ、ヒメハジロ、スズガモなどの渉禽類が生息している[1][2]。 エリア内の13カ所の保護地域は1988年に「ゴールデンゲート生物圏保護区」としてユネスコの生物圏保護区に指定された。指定範囲は北側がボデガ海洋保護区、南側がジャスパー・リッジ生物保護区まで広がり、一帯の海域に浮かぶファラロン諸島、エンジェル島、アルカトラズ島も含まれる[1]。サンフランシスコ湾・ゴールデンゲート海峡一帯[3]と北西部の太平洋沿岸のボリナス・ラグーン[4]、トマレス湾[2]はラムサール条約登録地でもある。 地域ノースベイ→詳細は「ノースベイ (サンフランシスコ・ベイエリア)」を参照
![]() ゴールデンゲートブリッジの北部地域がノースベイと地元で知られている。この地域はマリン郡から成りソノマ郡及びナパ郡の北方へソラノ郡の東方へ広がっている。いくつかを除き、この地域はマリン郡が合衆国内で裕福な一覧に掲載されるほど、裕福である。ノースベイは一般的に多くが未開発の公園並びに農場として、最小の都市化がなされているベイエリアの一部である。 サンフランシスコ→詳細は「サンフランシスコ」を参照
サンフランシスコ湾の北西側に位置する。 イーストベイ→詳細は「イーストベイ (サンフランシスコ・ベイエリア)」を参照
アラメダ郡及びコントラコスタ郡から成る、湾の東部はイーストベイと地元で知られている。イーストベイは湾の海岸線に位置するインナー・イーストベイ、そして丘並びに山によってインナー・イーストベイから隔てられている内陸渓谷から成るアウター・イーストベイの2つの地域に分割している。 ![]()
ペニンスラ(サンフランシスコ半島)→詳細は「サンフランシスコ半島」を参照
サンフランシスコ湾の西側のサンフランシスコ半島は地元で英語・日本語共にペニンスラ(the Peninsula)として知られている。北端にはサンフランシスコ市が位置するが、ペニンスラにサンフランシスコは含まれず、サンフランシスコは単純に「the City」と呼ばれることが多い。英単語のペニンスラは半島を意味するラテン語を語源としている。文脈が地元の話題であったり、サンフランシスコ・ベイエリアだと明確な場合、ペンニンスラは固有名詞として、湾西岸のサンフランシスコ半島を指す。この地域は、ウエストベイとは呼ばれない。サンタクララ郡の北西部分とサンマテオ郡からなる。 サウスベイ→詳細は「サウスベイ (サンフランシスコ・ベイエリア)」および「シリコンバレー」を参照
![]() サンフランシスコ湾の南側に位置する。「シリコンバレー」や「サンタクララバレー」の方が一般的である。主要都市のサンノゼが在り、それを取り巻くハイテク産業で有名なマウンテンビュー、サンタクララ、パロアルト、サニーヴェイルやロスガトス、ロスアルトス、サラトガなどが位置する。サンタクララ郡など。 サンタクルーズ→詳細は「サンタクルーズ (カリフォルニア州)」を参照
対岸関係
スポーツ
地域内の郡、都市及び郊外![]() 以下の一覧はベイエリアの10郡を基本としている。ボールド体の都市は郡庁所在地である。 郡人口20万人以上人口10万人以上人口1万人以上人口1万人以下ベイエリア周辺の観光地大学![]() 公立:
私立:
交通→詳細は「サンフランシスコ・ベイエリアの交通」を参照
空港ベイエリアには、3つの国際空港がある。
公共交通機関鉄道路線
バス
船舶ベイエリアの環状交通ベイエリアには、単独で一周できる環状交通が存在しない。計画当初のBARTはベイエリアを一周するはずであったが、サンマテオ郡とサンタクララ郡の有権者が強く反対したので、実現しなかった。 カルトレインがサンフランシスコからペンニンスラを通りギルロイまで、サンフランシスコ湾西岸を半周する。 高速道路では乗り換えれば、橋や湾岸路線を経由し、サンフランシスコ湾を任意の大きさで周回出来る。 ペニンスラを南北に貫く合衆国有番号道路101号線(US101)は有名。 途中ゴールデンゲートブリッジを経由する。 脚注
外部リンク
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