ヘンリエッタ・ファルカショバ
ヘンリエッタ・ファルカショバ(Henrieta Farkašová, 1986年5月3日-)は、スロバキアのパラアルペンスキー選手(視覚障害、B3クラス)。 人物スロバキアのコシツェ県のロジュニャヴァに生まれる。 17歳の時に、レヴォチャの高校(盲学校)のスキーキャンプでスキーを始め、2004年には初めて国際大会に参加した[1]。トルナヴァ大学でソーシャルワークを専攻し、2011年に卒業した[2]。 先天性の強度近視(弱視)であり、シルエット程度を認識することができる[3]。競技のクラス分け基準では、視覚障害のうち一番障害の程度が軽いB3クラスとされる[1]。 2014年のソチパラリンピックの閉会式、2018年の平昌パラリンピックの開会式で、スロバキア選手団の旗手を務めた[1]。 2008年からナタリア・シュブルトバが競技時のガイドを務めており、雪面の起伏、傾斜、滑り方等の情報をヘルメットの通信機器で伝えている[4][5]。2020年からはシュブルトバとの関係を終了し[6]、以後のガイドはMichal ČerveňやMartin Motykaが務めている。 競技成績2006年にはトリノパラリンピックに参加するが、現地でクラス分けの認定を得られず、競技に出場できなかった[5][2]。2010年のバンクーバーパラリンピックで3つの金メダルと1つの銀メダルを獲得し、2014年のソチパラリンピックでは2つの金メダルと1つの銅メダルを獲得した[1]。 2018年の平昌パラリンピックでは、出場した5種目の全てでメダル(金メダル4つ、銀メダル1つ)を獲得した。同大会での4つの金メダル獲得は、同大会最多であり、「平昌パラリンピックのMVP」とも評された[7]。 2022年の北京パラリンピックでは、2つの金メダルを獲得した。 受賞2014年には、スロバキア政府(大統領)から勲章(Rad Ľudovíta Štúra I. triedy)を授与された[8]。 2019年10月25日には、パラリンピック・スポーツ賞を受賞した[9]。 2019年には、ローレウス世界スポーツ賞の年間最優秀障害者選手賞を受賞した[10][11]。 脚注
外部リンク
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