ヘキサシアニド鉄(III)酸鉄(III)

ヘキサシアノ鉄(III)酸鉄(III)
	${\displaystyle {\ce {Fe[Fe(CN)6]}}}$
モル質量	267.798g/mol
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ヘキサシアニド鉄(III)酸鉄(III)、ヘキサシアノ鉄(III)酸鉄(III)（英:Iron(III) hexacyanoferrate(III)）、またはフェリシアン化鉄(III)（英:Iron(III) ferricyanide）或いはシアン化鉄(III)（英:Iron(III) cyanide）は、鉄のシアン化物の錯体の一種である。外観は褐色固体で水に可溶。化学式はFe[Fe(CN)₆]或いはFe(CN)₃で表される。

生成

ヘキサシアノ鉄(III)酸カリウムと鉄(III)イオンの反応後の溶液の蒸発で得られる褐色固体である。[1][2]　　${\displaystyle {\ce {Fe^3+ + [Fe(CN)6]^3- -> Fe[Fe(CN)6]}}}$

性質

熱分解により、単体の鉄、炭素、窒素およびシアンガスなどが発生する。

出典

1. “ヘキサシアニド鉄(III)酸鉄(III) - You-iggy”. 2021年8月17日閲覧。
2. 『スクエア最新図説化学七訂版』第一学習社、2019.1.10.。 

関連項目

• ヘキサシアニド鉄(II)酸鉄(II)
• ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム
• ヘキサシアノ鉄(III)酸カリウム
• 紺青