プラザプラザ (plaza) は、スペイン語で、都市にある公共の広場を意味する。 ただし、スペイン語の発音はプラサに近い(['plaθa] / ['plasa])。日本語の「プラザ」は英語の発音['plæzə]から。 ラテン語の platea(プラテア、大通り)が語源で、英語の place(プレイス、場所)と同音である。イタリア語では piazza(ピアッツァ)。 代表的なプラザスペイン語圏
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ベルリンのプラザおもなベルリンのプラザ一覧
施設の名として商業施設、娯楽施設、ホテル、超高層ビル、コミュニティなどの名前によく使われる。 最初期の例として、1907年にニューヨークに建設されたプラザホテルがある。
その後の例として、1922年にアメリカカンザスシティで建設された世界初のショッピングセンター、カントリークラブプラザ (Country Club Plaza) がある。このショッピングセンターは、スペインセビリヤ風の建築デザインを採用していた。 日本にこの言葉を持ち込んだのは、住友銀行頭取や大阪テレビ放送・朝日放送社長を務めた鈴木剛と言われる[1][2]。鈴木が1966年に朝日放送の本社を大阪市北区大淀南に移転させた際に隣接地が余り、ここへ大阪万博を控えホテルを建設したが、ホテルの名前をどうするか悩み、外国人からのアドバイスで"プラザ"という言葉があることを知り、パリ、ニューヨーク、ロサンゼルスに、"プラザ"の上に別の名称を付けた格調高いホテルがあることを調べて、"広場"という意味も好ましく思い、同ホテルに「ホテルプラザ」と名付けた[1][2]。これが日本での最初の使用例の一つであるが、それ以前にも1965年に東京急行電鉄社長の五島昇が田園都市線停車駅を「たまプラーザ駅」と命名している例がある。その後、"プラザ"と名の付いたホテルや施設が日本全国いたる所へできた[1]。 日本におけるコミュニティ名称の使用例として、「産業振興プラザ」などがある。 東京ディズニーランドのプラザ東京ディズニーランドの「プラザ」は、シンデレラ城前にある円形の広場である。東京ディズニーランドの中心にあり、ここからほとんどのエリアに行けることから「ハブ」(Hub)とも呼ばれる。 広場は円形となっており、まわりをパレードルートが通っている。そのため、パレード開催時にはプラザは混み合う。 プラザの中心とそのまわりには花壇があり、スペシャルイベント開催中などにはモニュメントなどが飾られデコレーションされる。また、スペシャルイベントによってはその花壇の周りに期間限定のショップが設置されることがある。 プラザに植えてある木には電飾が施されており、夜になると点滅する。 シンデレラ城前のエリアはキャッスルフォアコートと呼ばれ、ディズニー映画『シンデレラ』に登場する馬車などが地面に描かれている。このキャッスルフォアコートにはスペシャルイベントによっては「キャッスルフォアコートステージ」が設置され、ショーが公演される。 脚注 |