ブレインコーポレーション
ブレインコーポレーション(英: Brain Corporation)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴに本社を置く、民生機器を自立駆動させるクラウドベースのAIプラットフォームを設計開発する企業である。[1] 元々はクアルコムや国防高等研究計画局の出資を受け脳神経回路に着想を得た新型コンピュータの基礎研究を行う会社として[2] 神経科学研究所の研究員ユージン・イジケヴィッチにより設立された。[3] 概要市販のハードウェアとロボット用センサーを連携させるBrainOSを提供している。これを用いることによりロボットなどの機器が障害物のある複雑な環境の中を自己の力のみで走行でき配達、医療、セキュリティ、サービス産業に役立てるとされる。また、International Cleaning Equipment (ICE Companies)、テナントカンパニー, NSS Enterprises、MinutemanといったメーカーとOEM契約を行っており、自動運転技術EMMA(Enabling Mobile Machine Automation)を搭載した自動運転商業用床洗浄機を開発販売している。 RS26 Powered by BrainOSICE社の商業用床洗浄機RS26に独自のEMMA技術を搭載することで自律走行を実現している。利用するには本体価格248万円に加えてクラウドソフトウェア使用料月額59,800円の60ヶ月契約で約600万円必要となる。LiDARと3Dカメラにより自動的に障害物を回避して清掃活動が行えるとされている[4]。 2017年11月にはウォルマート、コストコ、ロウズおよび米国の複数の空港でフロア清掃用に導入された[5]。 日本国内では ソフトバンクロボティクスと提携し、2018年5月よりアリオ亀有、ゆめタウン廿日市、大阪駅、阪急西宮ガーデンズの4施設で試験的に導入されている[6]。 ウォルマートが2019年1月末までに360台導入する予定[7]。 Whizソフトバンクロボティクスが企画、デザインしてICE社で製造しブレインコーポレーション社のソフトウェアを搭載した床洗浄機。詳細についてはWhiz (ロボット)を参照のこと。 沿革
出典
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