アスラテック
アスラテック株式会社(英: Asratec Corp.)は東京都港区虎ノ門に本社を置く、ロボット向けOS「V-Sido OS」関連商品の企画・開発・発売・コンサルティングを中心とする事業を行うソフトバンクグループの企業。ソフトバンクロボティクスホールディングス株式会社の子会社であり、ソフトバンクグループ企業のリアライズ・イノベーションズ株式会社の酒谷 正人が社長を兼務している。 社名は「ゾロアスター教の神様ASURAからUの1文字を外したASRAと、テクノロジー(TEChnology)を合わせたもの。ASURAには生命を与える神という意味があり、ロボットに生命を与えるソフトを普及させたいという意味、ASURAからUを外したのは、”U=You=あなた”が意識する必要がないソフトにするという意味が込められている。」[3]。 沿革
特徴吉崎により開発されたV-Sido OSを中心に事業展開している。V-Sido OSの特徴として直感的操作で人型ロボットを動かせる点、簡単なプログラム知識があればパソコンを介さずにスマートフォン等からロボット操作が行える点、リアルタイム演算で関節等の姿勢制御を行えるために事前のモーション調整が不要である点[29]、高価な特注品を用いずに既存の部品(AIやサーボモータ)を用いてロボット製作が可能になる点が挙げられる[30]。2014年6月現在で日本電産製、双葉電子工業製、近藤科学製、ROBOTIS社(韓国)製のサーボモーターに対応している。V-Sido OS採用企業としては、アルデバランロボティクス等が紹介されている[31]。 プロジェクト「Project J-deite」同プロジェクトはV-Sido OSのアスラテックと変形ロボットのBRAVE ROBOTICSとトランスフォーマーのタカラトミーによる変形ロボット製造プロジェクトである。この一環として2014年10月には1.3メートルの試作機「J-deite Quarter」が公開された。2017年中の完成を目指して3.5メートルの人型ロボットから時速60km/h走行可能なビークルモードへ完全変形する「J-deite RIDE」の共同開発が行われ、[32] 2018年4月26日に試作機が公開された。2020年には全長5メートルのロボットを開発する構想がある。[33] プロジェクト「ロボドル - ロボットアイドル普及プロジェクト -」博報堂、ココロ、佐川電子、アスラテックによる共同プロジェクト。V-Sido OSを用いたロボットの適切なキャスティングや動作管理、ロボット用衣装・メイクなどのサポートを提供し、アイドルロボットの活躍の場を広げていく計画。イベントやテレビ番組、映像作品などでのロボットの活用促進と市場開拓を目指す。[34] 脚注
関連人物
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