ブルーグラスキャット (Bluegrass Cat) [2][3]はアメリカ合衆国生産の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍に2006年のハスケルインビテーショナルハンデキャップ、2005年のレムゼンステークス(英語版)(G2)、ナシュアステークス(英語版)(G3)など。
経歴
- 特記事項なき場合、本節の出典はEQIBASE[1]
2005年6月4日、チャーチルダウンズ競馬場でのメイドン競走でデビューして8着[3]。2戦目で勝ちあがると、重賞初出走のG3競走ナシュアステークスを制し、さらに次のG2競走レムゼンステークスも制して重賞競走2勝目を挙げ[3]、その後は休養に入った。3歳を迎え、2006年2月のリステッド競走サム・F・デイヴィスステークスを勝って年をまたいでの4連勝を記録するが、G3競走タンパベイダービー(英語版)で2着[3]に終わり連勝が止まる。続くブルーグラスステークスもシニスターミニスターの4着に終わるが[3]、アメリカクラシック三冠路線に乗り込んで第一冠のケンタッキーダービーでは14番人気見当ながらバーバロの2着に入る[4]。プリークネスステークスには出走せず三冠目のベルモントステークスに直行し、ジャジルに1馬身4分の1差届かない2着[5]。次走のハスケルインビテーショナルハンデキャップで2着に7馬身差をつけてG1競走初勝利を挙げたが[3]、続くトラヴァーズステークスでは勝ったバーナーディニから7馬身差の2着に終わり[6]、レース中に負傷したためトラヴァーズステークス2着を最後に競走馬を引退した[7]。
競走成績
以下の内容は、EQIBASE[1]の情報および記載法に基づく。
出走日 |
競馬場 |
競走名 |
格 |
距離 |
頭数 |
枠番 (PP) |
馬番 (Pgm) |
着順 |
騎手 |
斤量(lb./kg換算) |
タイム |
着差 |
勝ち馬/(2着)馬
|
2005.06.04
|
チャーチルダウンズ
|
メイドン
|
|
ダ4.5f
|
9
|
7
|
7
|
8着
|
P. デイ
|
119/54
|
|
(1/2馬身)
|
Fly Me Now
|
0000.09.24
|
ベルモントパーク
|
メイドン
|
|
ダ7f
|
9
|
4
|
4
|
1着
|
J. ヴェラスケス
|
119/54
|
1:23.62
|
6馬身1/2
|
(Rockandahardplace)
|
0000.10.28
|
ベルモントパーク
|
ナシュアS
|
G3
|
ダ8f
|
10
|
3
|
3
|
1着
|
J. ヴェラスケス
|
116/52.5
|
1:36.02
|
1馬身1/4
|
(Political Force)
|
0000.11.26
|
アケダクト
|
レムゼンS
|
G2
|
ダ9f
|
8
|
1
|
1
|
1着
|
J. ヴェラスケス
|
120/54.5
|
1:52.20
|
1馬身3/4
|
(Flashy Bull)
|
2006.02.18
|
タンパベイダウンズ
|
サム・F・デイヴィスS
|
L
|
ダ8.5f
|
10
|
6
|
6
|
1着
|
J. ヴェラスケス
|
122/55.5
|
1:44.17
|
1馬身1/4
|
(Deputy Glitters)
|
0000.03.18
|
タンパベイダウンズ
|
タンパベイダービー
|
G3
|
ダ8.5f
|
9
|
2
|
2
|
2着
|
J. ヴェラスケス
|
122/55.5
|
|
(2馬身)
|
Deputy Glitters
|
0000.04.15
|
キーンランド
|
ブルーグラスS
|
G1
|
ダ9f
|
9
|
2
|
2
|
4着
|
J. ヴェラスケス
|
123/55.5
|
|
(21馬身1/4)
|
Sinister Minister
|
0000.05.06
|
チャーチルダウンズ
|
ケンタッキーダービー
|
G1
|
ダ10f
|
20
|
13
|
13
|
2着
|
R. ドミンゲス
|
126/57
|
|
(6馬身1/2)
|
Barbaro
|
0000.06.10
|
ベルモントパーク
|
ベルモントS
|
G1
|
ダ12f
|
12
|
9
|
9
|
2着
|
J. ヴェラスケス
|
126/57
|
|
(1馬身1/4)
|
Jazil
|
0000.08.06
|
モンマスパーク
|
ハスケル招待H
|
G1
|
ダ9f
|
9
|
5
|
5
|
1着
|
J. ヴェラスケス
|
118/53.5
|
1:48.85
|
7馬身
|
(Praying for Cash)
|
0000.08.26
|
サラトガ
|
トラヴァーズS
|
G1
|
ダ10f
|
6
|
6
|
7
|
2着
|
R. ヴェラスケス
|
126/57
|
|
(7馬身1/2)
|
Bernardini
|
引退後
競走馬引退後は2007年より生まれ故郷でもあるウインスターファームで種牡馬として繋養され、初年度の種付け料は5万ドルに設定される[7]。その後、2012年からはヴィナリーリミテッドとウインスターファームの提携の一環でニューヨーク州のシュガーメイプルファームに移り[8]、2015年にはカリフォルニア州のバレナビスタファームに移動[9]。2020年よりトルコのカラジャベイスタッドで種牡馬生活を送ることになった[10]。
血統表
脚注
外部リンク