ジャジル
ジャジル (Jazil) [1][4]とは、アメリカ合衆国の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍に2006年のベルモントステークス。 経歴
1歳時の2004年に、キーンランドセプテンバーイヤリングセールでシェイク・ハムダンが率いるシャドウェル・エステート・カンパニーに725000ドルで落札される[2][4]。2005年10月23日にベルモントパーク競馬場のメイドン競走でデビューし6着に終わり、3戦を要して初勝利を挙げる。年明けて2006年、ガルフストリームパーク競馬場のアローワンス競走を3歳の始動戦としてコリンシアンの2着に入り、ファウンテンオブユースステークスはファーストサムライの7着に終わるも、ウッドメモリアルステークスでボブアンドジョンの2着に巻き返す。アメリカ三冠路線に乗り込み、第1戦のケンタッキーダービーではバーバロの4着に入る[4]。第2戦プリークネスステークスには出走せず第3戦のベルモントステークスに直行し、レースでは3コーナーから押し切ってブルーグラスキャットの追撃を振り切り優勝[4]。鞍上のフェルナンド・ハラはGI初制覇かつ1978年アファームドで優勝したスティーブ・コーゼン以来の18歳のベルモントステークス優勝騎手となった[4][5]。次走としてトラヴァーズステークスが目標に掲げられたが[6]、その矢先に右後脚に故障が判明してトラヴァーズステークスからジョッキークラブゴールドカップステークスに目標が切り換えられたものの[7]、結局残るシーズンは休養に充てられた[2]。翌2007年に復帰して3戦するも良績なく、現役を引退した[8]。 競走成績以下の内容は、EQIBASE[3]の情報および記載法に基づく。
引退後引退後はケンタッキー州レキシントンのシャドウェルファームで種牡馬となった[8]。4世代で51頭の勝ち馬を送り出し、その中には重賞入着馬が複数頭含まれたが、2014年の種付料が4000ドルにまで低下するほどに種牡馬実績は高くはなかった[2]。2014年10月11日、放牧地でのケガがもとで、11歳の若さで死を迎えた[2][9]。 血統表
半妹に2007年の同競走およびケンタッキーオークス勝ち馬ラグズトゥリッチズ、半弟に2008年のピーターパンステークス勝ち馬カジノドライヴ、従妹にアイリッシュオークス勝ち馬ピーピングフォウン[11]。 脚注
外部リンク
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