ブルガリアのユーロビジョン・ソング・コンテスト

ブルガリア
Bulgaria
Bulgarie
Flag
加盟放送局 ブルガリア国営放送
国内選考大会
出場
出場回数 14(決勝=5)
初出場 2005
最新の出場 2022
最高順位 2位: 2017
最低順位 14位: 2018
準決勝敗退 200520062008200920102011201220132022
外部リンク
BNT page
Eurovision.tvのページ
ポリ・ゲノヴァストックホルムで行われた2016年大会にて。
クリスチャン・コストフキーウで行われた2017年大会にて。

ブルガリアのユーロビジョン・ソング・コンテストでは、ブルガリアにおけるユーロビジョン・ソング・コンテストについて述べる。

歴史

ブルガリアが初めてユーロビジョン・ソング・コンテストに参加したのは2005年大会であり、ジャズ・テイストのバンド・カッフェの曲「Lorraine」がブルガリア代表に選ばれた。カッフェは準決勝で49ポイントを集めて19位となり、決勝に進むことはできなかった。次の2006年大会では、マリアナ・ポポヴァの「Let Me Cry」で参加したものの、36ポイントで準決勝17位となり、決勝進出できずに終わった。

ブルガリアが初めて決勝まで進んだのは2007年大会のことで、エリツァ・トドロヴァストヤン・ヤンクロフの曲「Water」(Вода)で大会に参加した。この年、彼らはブルガリア語の曲でユーロビジョンに参加した初のエントリとなった。ブルガリアは準決勝で146ポイントを集めて初めて決勝に進み、決勝では157ポイントを集めて24エントリ中の5位と健闘した。

2007年大会までは、前年の大会で決勝で10位以内となると、自動的に準決勝を通過し決勝から参加する方式がとられていた。この方式が2008年大会にも適用されていた場合、2008年大会ではブルガリアは決勝からの参加となるはずであった。しかしながら、参加する国の数が増えたためにルールが改定され、イギリスフランスドイツスペインの4か国(Big 4)と開催国のみが自動的に決勝に進むものとされ、2008年大会でブルガリアは準決勝から参加することとなった。

2008年大会では、ブルガリア代表となったのはディープ・ゾーン・プロジェクトDJバルタザールの「DJ, Take Me Away」であった。しかしながら、準決勝では56ポイント、19位に留まり、再度の決勝進出を果たすことはできなかった。

ブルガリアは、モスクワで開かれる2009年大会に参加。ブルガリアは、大会に参加する曲を決める国内選考(Be A Star)を最も早くに始めた国であった。Be A Starは2008年の10月から始められた[1]。2009年2月21日、ブルガリア代表を選ぶ国内大会の決勝が行われ、クラシミル・アヴラモフの「Illusion」が選ばれた[2][3]

参加者

表示
1
優勝
2
2位
3
3位
最下位
X
出場曲を決定したが不参加
アーティスト 言語 決勝 得点 準決勝 得点
2005 カッフェ
Kaffe
Каффе
英語 "Lorraine" 準決勝敗退 19 49
2006 マリアナ・ポポヴァ
Mariana Popova
Мариана Попова
英語 "Let Me Cry" 17 36
2007 エリツァ・トドロヴァ & ストヤン・ヤンクロフ
Elitsa Todorova & Stoyan Yankoulov
Елица Тодорова и Стоян Янкулов
ブルガリア語 "Water"
Вода
5 157 6 146
2008 ディープ・ゾーン・プロジェクト & DJバルタザール
Deep Zone Project и DJ Balthazar
英語 "DJ, Take Me Away" 準決勝敗退 11 56
2009 クラシミル・アヴラモフ[2][3]
Krassimir Avramov
Красимир Аврамов
英語 "Illusion"[2][3] 16 7
2010 ミロスラフ・コスタディノフ[4][5]
Miroslav Kostadinov
Мирослав Костадинов
ブルガリア語、英語 "Angel si ti"
Ангел си ти[6][7]
15 19
2011 ポリ・ゲノヴァ
Poli Genova
Поли Генова
ブルガリア語 "Na Inat"
На Инат
12 48
2012 ソフィ・マリノヴァ[8]
Sofi Marinova
Софи Маринова
ブルガリア語 "Love Unlimited"[8] 11 45
2013 エリツァ・トドロヴァ & ストヤン・ヤンクロフ
Elitsa Todorova & Stoyan Yankoulov
Елица Тодорова и Стоян Янкулов
ブルガリア語 "Samo shampioni"
Само шампиони
12 45
2014から2015まで不出場
2016 ポリ・ゲノヴァ
Poli Genova
Поли Генова
英語、ブルガリア語 "If Love Was a Crime" 4 307 5 220
2017 クリスティヤン・コストフ
Kristian Kostov
Кристиан Костов
英語 "Beautiful Mess" 2 615 1 403
2018 エキノックス
Equinox
Екуинъкс
英語 "Bones" 14 166 7 177
2019 不出場
2020 ヴィクトリア
Victoria
Виктория Георгиева
英語 "Tears Getting Sober" 中止[注釈 1] X
2021 ヴィクトリア
Victoria
Виктория Георгиева
英語 "Growing Up Is Getting Old" 11 170 3 250
2022 インテリジェント・ミュージック・プロジェクト
Intelligent Music Project
英語 "Intention" 準決勝敗退 16 29
2023から不出場

投票履歴

ブルガリアから得点が送られた国々

与点早見表(得点は決勝のときのもののみであり、準決勝のものは含まない。2016年以降は上段が審査員票、下段が視聴者票を示す。12点は太字で表示)
国/年
リンク
2005 7 10 12 2 4 3 1 5 6 8 [9]
2006 8 3 6 12 4 5 7 1 2 10 [10]
2007 8 3 10 12 6 7 1 4 2 5 [11]
2008 3 8 2 7 10 4 12 5 1 6 [12]
2009 5 8 6 7 12 10 2 3 4 1 [13]
2010 12 8 7 4 5 6 2 3 10 1 [14]
2011 3 12 8 5 10 1 7 2 6 4 [15]
2012 10 4 2 1 8 3 12 7 5 6 [16]
2013 12 8 10 7 4 2 1 6 3 5 [17]
2016 12 8 2 3 4 5 10 7 1 6 [18]
1 8 2 10 5 4 7 3 6 12
2017 5 4 8 1 12 10 6 2 7 3 [19]
3 5 1 2 6 12 4 7 10 8
2018 1 7 4 12 3 2 8 6 5 10 [20]
10 6 1 2 4 12 7 3 5 8
2021 3 10 2 8 4 1 7 6 5 12 [21]
4 12 6 2 3 1 5 8 10 7
2022 3 5 10 1 12 7 8 2 6 4 [22]
5 3 2 12 6 8 10 1 7 4

ブルガリアに得点を送った国々

得点早見表(得点は決勝のときのもののみであり、準決勝のものは含まない。2016年以降は上段が審査員票、下段が視聴者票を示す。12点は太字で表示)
国/年 合計
リンク
2007 157 4 5 3 1 6 8 10 12 6 10 7 6 7 4 6 10 5 5 4 6 6 7 3 5 2 5 4 [11]
2016 127 10 8 4 7 5 7 1 8 10 1 10 4 6 8 10 1 6 3 3 10 2 1 2 [18]
180 5 8 8 8 7 7 2 10 5 1 10 12 7 1 3 3 4 12 2 8 5 4 5 4 4 5 4 5 3 2 8 2 5 1
2017 278 6 10 2 10 7 7 2 12 8 10 10 12 7 2 10 2 6 8 7 6 8 6 2 4 8 12 10 6 5 12 10 6 8 10 2 8 7 10 [19]
337 4 6 12 10 7 12 10 8 2 7 5 7 8 12 10 10 8 12 7 6 7 10 7 10 12 10 5 8 12 7 4 12 8 8 8 10 8 6 7 7 8
2018 100 10 5 8 8 1 7 6 7 6 2 6 4 1 10 2 7 2 8 [20]
66 1 6 6 7 12 5 1 5 2 1 1 7 3 4 5
2021 140 8 1 1 5 1 6 2 5 5 8 3 4 10 4 6 4 6 6 10 6 12 12 5 2 2 6 [21]
30 5 8 7 2 8

脚注

注釈

  1. ^ COVID-19の流行により2020年大会が中止された

出典

  1. ^ Floras, Stella (2008年7月6日). “Be a star to select 2009 Eurovision entry”. ESCToday. 2008年7月26日閲覧。
  2. ^ a b c 'Illusion' takes Krassimir Avramov to Moscow”. EBU (2009年2月21日). 2009年2月21日閲覧。
  3. ^ a b c Klier, Marcus (2009年2月21日). “Bulgaria: Krassimir Avramov to Eurovision”. ESCToday. 2009年2月21日閲覧。
  4. ^ Floras, Stella (2009年10月18日). “Bulgaria: Miro selected for Eurovision 2010”. ESCToday. 2009年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月18日閲覧。
  5. ^ Siim, Jarmo (2009年10月18日). “Miro to represent Bulgaria”. European Broadcasting Union. 2009年10月18日閲覧。
  6. ^ Dahlander, Gustav (2010年2月28日). “Miro flying to Eurovision on angelic wings”. European Broadcasting Union. 28 February 2010閲覧。
  7. ^ Hondal, Víctor (2010年2月28日). “Miro will sing Angel si ti in Oslo”. ESCToday. 28 February 2010閲覧。
  8. ^ a b Victor Hondal (2012年2月29日). “Tonight: National final in Bulgaria”. ESCToday. 2012年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年3月1日閲覧。
  9. ^ Results of the Grand Final of Kyiv 2005” (英語). Eurovision.tv. 2022年4月19日閲覧。
  10. ^ Results of the Grand Final of Athens 2006” (英語). Eurovision.tv. 2022年4月19日閲覧。
  11. ^ a b Results of the Grand Final of Helsinki 2007” (英語). Eurovision.tv. 2022年4月19日閲覧。
  12. ^ Results of the Grand Final of Belgrade 2008” (英語). Eurovision.tv. 2022年4月19日閲覧。
  13. ^ Results of the Grand Final of Moscow 2009” (英語). Eurovision.tv. 2022年4月19日閲覧。
  14. ^ Results of the Grand Final of Oslo 2010” (英語). Eurovision.tv. 2022年4月19日閲覧。
  15. ^ Results of the Grand Final of Düsseldorf 2011” (英語). Eurovision.tv. 2022年4月19日閲覧。
  16. ^ Results of the Grand Final of Baku 2012” (英語). Eurovision.tv. 2022年4月19日閲覧。
  17. ^ Results of the Grand Final of Malmö 2013” (英語). Eurovision.tv. 2022年4月19日閲覧。
  18. ^ a b Results of the Grand Final of Stockholm 2016” (英語). Eurovision.tv. 2022年4月19日閲覧。
  19. ^ a b Results of the Grand Final of Kyiv 2017” (英語). Eurovision.tv. 2022年4月19日閲覧。
  20. ^ a b Results of the Grand Final of Lisbon 2018” (英語). Eurovision.tv. 2022年4月19日閲覧。
  21. ^ a b Results of the Grand Final of Rotterdam 2021” (英語). Eurovision.tv. 2022年4月19日閲覧。
  22. ^ Results of the Grand Final of Turin 2022” (英語). Eurovision.tv. 2022年5月17日閲覧。