ブリュッセル南駅
ブリュッセル南駅(仏:Gare de Bruxelles-Midi, 蘭:Station Brussel-Zuid)は、ベルギーの首都ブリュッセルの主要な鉄道駅である。トーマスクック時刻表では"Brussels Midi/Zuid"と示されている。IATAコードではZYRと表されている。 ブリュッセル地下鉄やプレメトロも乗り入れており、南駅(仏:Gare du Midi 蘭:Zuidstation)と呼ばれている。 駅構造ベルギー国鉄高い時計塔と丸天井が特徴的で入口や、旅客窓口などは大理石やフランス・ブリ地方のモザイクなどで覆われている。11面22線の地上駅。
ブリュッセル地下鉄・プレメトロブリュッセル地下鉄の駅は1988年に開業したシモニスからの2路線が乗り入れる終着駅として開業した。ブリュッセル地下鉄の路線はその後、南駅から延長され1993年にクレマンソー、2006年にドラクロワまで達している。駅はクーベル通りの下に位置している。プレメトロの駅は1993年に開業し、ブリュッセル地下鉄とプレメトロの路線網はこれらの駅を共用し、2つの異なった深さの地下に位置している。 また、地下鉄運行会社MIVBは2020年頃を目途としてブリュッセル南駅とブリュッセル=リュクサンブール駅間を地下鉄で結ぶ計画を立てている。 利用状況当駅に発着する列車は1日当たり1000本ある。1日あたり平均25万人が利用している。 駅周辺当駅は周りをフォンスニ通り(仏:Avenue Fonsny 蘭:Fonsnylaan)が東側に、フランス通り(仏:Rue de France 蘭:Frankrijkstraat)が西側を、クヴェルト通り(仏:Rue Couverte 蘭:Bedektestraat)が北側へ、ヴェテリネール通り(仏:Rue des Vétérinaires 蘭:Veeartsenstraat)が南へ続いている。駅の外の通りに向かってベルギーで一番高いビル、サウスタワーが建っている。1990年代にユーロスターやタリスのターミナルがフランス通りに沿って追加された。また、国内列車のターミネルの横に新装となった駅舎が誕生している。 沿革ブリュッセル南駅の元であるボガルド駅(仏:Station des Bogards 蘭:Bogaardenstation)が1840年からブリュッセル市南部のPlace Rouppe/Rouppeplein近くに存在していたがあまりに小さ過ぎたために29年後に取り壊された。建築家ペイエン設計によるイタリ・ルネッサンス様式の駅舎が1869年に開業する。その駅舎も1949年、北南接続線計画によって壊された。建築家アドリエン・ブロンムと息子のイヴァン・ブロンム、フェルナン・プティによって現在の駅舎が開業したのは1954年である。 隣の駅
参考文献
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia