ブラスト・ランナー
ブラスト・ランナーは、セガ・インタラクティブ(2015年3月まではセガ)のアーケードゲーム『ボーダーブレイク』の自機、架空の兵器。本項では『ボーダーブレイク』のゲームシステムの内、自機および武装のカスタマイズ、兵装選択に関する部分をあわせて記述する。 概要→開発背景や機体構造、メーカー名などについては「ボーダーブレイク § 作中用語」を参照
ブラスト・ランナー(通称ブラスト)は、「頭部」「胴体」「腕部」「脚部」の4つの部位で機体を構成し、二足歩行またはホバー機構を有した、全長5m、重量約10-15トンの人型ロボット。ニュードと呼ばれる物質を動力源とし、内部にコックピット(メーカーによって形式が異なる)を有し、ニュードに耐性のある人間が操縦して稼働する。基本的に戦闘用であり、場面に応じた武装を多数装備。それらの装備は、背部や腕部などに搭載されている外部装備をマニピュレータや設置部位そのままで展開し使用することが可能。また、装備構成は4つの兵装と言う形でカテゴライズされており、これにより多様な戦術・戦略を取ることができ、状況に応じて戦闘中に換装することも可能。堆積しているニュードを採掘するためにプラントなど一部施設の占拠能力も有する。後に「イクシード」と呼ばれる3種類のチップが搭載可能になった。 これら、4つの機体パーツ、4つの兵装(兵装ごとに4つの装備)、チップの組み合わせで様々な運用が可能となっている。 新たなパーツの購入には戦闘での素材・勲章の獲得と一定量のGPの支払い、チップの開発には戦闘結果による一定の開発値が必要になる。 ver3.0より、追加要素「武器支給システム」により、幾つかの武器・機体パーツが無償支給されるようになった他、全体的な購入条件の緩和、および「ユニオンレベル」の導入で、カスタマイズの幅が広まっている。
開発経緯
ニュード採掘用機械「ブラスト・ウォーカー」が兵器として発展したのが「ブラスト・ランナー」である。採掘用機械だったにも関わらず、ブラスト・ウォーカーを武装して運用する例は存在し、そこに高い汎用性を見いだしたGRFは、エイオース建造やブラスト・ウォーカー「ミュール」で実績のあったTSUMOI社に「ニュード・ドライブ」の技術を提供し、クーガーI型が世に放たれる。 クーガーはバランス型として開発されるも、以後ヘヴィガード・シュライク等様々なタイプのブラストが市場に並ぶこととなる。 巨大飛行強襲艇ワフトローダーの浮遊技術を応用したホバー型の脚部を搭載したネレイドが登場した以降は、こちらも他のブランドでホバー脚部の機体がリリースされていく。 R.E.035に運用されたブラストの根幹そのものも時代を経るごとに拡張され、R.E.049にイクシードと呼ばれる拡張チップを搭載可能にした第二世代型「イクシード・ブラスト」、R.E.065にはエイジェン参入による脅威に対抗する目的で新メインフレーム「CISフレーム」「フィア装甲」を開発しニュードによるバリア機構「ニュード・ディフレクター」や予備弾倉の実装・軽量化による加速限界解放を可能にした第三世代型「F3ブラスト」へと進化をつづけている。 機体構成の詳細
機体各部パーツは若干の余剰スペックを前提としたつくりとなっており、全部位を同ブランドで構成した機体やチップは、これを利用したチューンアップとなっている。
機体機体パーツは、全パーツに共通する重量と装甲(ダメージ軽減率)に加えて、部位に応じて影響するステータスが異なる。性能はE〜Sでランク付けされ、重量のみ数値表記となる。ver2.7より、ランクが細分化した。Ver4.5からは各部位に新たなパラメータが一つずつ新設されている。 全パーツ共通
チップについて
以下に記載するチップは、初期所持及び公式サイトで紹介されているもので、チップ開発、及びランク到達で開発できる種類は増える。チップ開発は、D4ランクから可能となる。
機体パーツのブランド機体パーツには機体毎の区分の他にも「ブランド」が設定されている。ブランド間ではステータスの傾向がおおよそ似通っている。またブランドを統一した場合には(型番が違っていても)「統一ボーナス」が発生する(元は1種類だったが、現仕様では2種類)。 機体ブランドはパーツ重量を基準に「標準型」「重量型」「軽量型」に分類される。 標準型
重量型
軽量型
兵装機体パーツには目的に合わせた4種類の兵装毎に武器を装備する。最初からすべての兵装および武器を使用することが出来ないが、バトル時間経過もしくはランク昇格によって、強襲以外の兵装・ロックされている武器・支給システム対象品が順次無償支給される。 ボーダーブレイク可動から長期間の間、一度選んだ兵装は自機が撃破されるまで変更不能と言う縛りがあったが、バージョンアップによって「兵装換装装置」上でエリア移動することで任意に換装可能となった。よって、状況に応じて役割の不足分を自分、ないし他の僚機が行うことで即時に補うことが可能。 武器の特徴
4種類の武器・装備のうち、それぞれ1つを各兵装に装備させなければならない。武器・装備の多くはいくつかの系統に分かれており、兵装の中でも性能の差別化が図られている。ただし、下記の要請兵器に関してはその例外となる。
強襲兵装高い機動力による強襲を主目的とする兵装。ゲーム開始時及びゲストプレイでは、主武器と副武器のみ所持。
重火力兵装攻撃力が高く弾薬が豊富な武器を多く持つ戦闘特化の兵装。武器の癖が強く、過積載による運動性能の低下も招きやすい。
遊撃兵装偵察、長距離狙撃、攪乱など多目的な運用を可能にした兵装。狙撃兵装をより強化する目的で再構築された。
支援兵装直接の戦闘には主眼を置かず、味方の支援に秀でた兵装。かといってその火力は低いわけではない。
要請兵器ver3.5から追加された「第5の装備」で、戦闘中に条件を満たすと短時間使用できる。従来の武器のように、購入の必要はなく、B5ランクから無償で支給を受けられる。複数持っている場合は、カスタマイズで変更可能。選択出来る要請兵器は、全兵装共用で1つ。
仕様変更及び廃止された兵装・装備狙撃兵装長距離狙撃が可能な兵装。主武器以外の武器・装備の使い方次第で撹乱・奇襲も行える。 ボーダーブレイクXにバージョンアップされる際、一部のカテゴリを変更し多様性を高めた遊撃兵装に仕様変更されている。
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