フローレス島 (インドネシア)
フローレス島(フローレスとう、インドネシア語: Pulau Flores)は、小スンダ列島を構成する島の一つである[2]。インドネシアの東ヌサ・トゥンガラ州に属する。 呼称地理東西350km、南北15km-65km[2]。西にはコモド島、スンバワ島が、東にはアドナラ島、ロンブレン島などがある。南にはスンバ海峡を隔てスンバ島がある。北にフローレス海が広がる。アジア大陸とつながったことがない。 クリムトゥ山(ケリムトゥ山とも書かれる)、エゴン山、エブロボ山、レウォトビ山、レロボレン山、イリムダ山などの火山がある。 島の西部にはコモドオオトカゲが生息している。また、固有種として、フロレスオニネズミも生息している。 主要な都市は中東部北岸のマウメレ(Maumere; 人口8万8千人)、中部南岸のエンデ(Ende; 人口6万7千人)など。 歴史1992年12月12日に、マグニチュード7.8[3]を記録する地震が起こり、マウメレで2,000人が死亡している。 2003年、ヒト属の新種ではないかとされる身長1mほどのホモ・フローレシエンシスの骨が発見され、翌年の公表以降話題を呼んだ。 エゴン山は有史以来噴火のない火山であったが、2008年4月15日に噴火した。 2013年8月10日、北岸から約20㎞沖合のパルエ島のロカテンダ火山(Rokatenda)が噴火。 住民民族ンガタ人、リオ人、シッカ人、ソア人、ナゲ人など8つの民族が住み、東部の住民はパプア系である。その他、近くの島から移住した人々がいる。 言語島にはオーストロネシア語族に属する多くの言語が存在する。村々によっても少しずつの違いがあるが、6つの言語に分けることができる。ンガタ語、ナゲ語、ケオ語、エンデ語、リオ語、パルエ語(島の北にあるパルエ島で話されている)。地元の住民なら、ほかに2つの言語があるというが、学者の間ではンガタ語方言の一種との解釈である。16世紀にポルトガルの宣教師と商人が島のララントゥカ、シッカに来たので、シッカの言葉にその影響をみることができる。 宗教宗教は人口の8割がカトリックであるが、アニミズムも色濃く残っている。 行政区分ソロール諸島(フローレス島、パルエ島、アドナラ島、ロンブレン島、パンタール島、アロール島)は、東西に細長く10県(kabupaten)に区分されている。
交通産業焼畑農業で陸稲やトウモロコシなどを生産する[1]。特産物に、コプラ・コーヒー豆・ビャクダン・真珠母貝・ナマコ・燕の巣がある[1][2]。 観光![]()
脚注
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia