ヒト属あるいはホモ属 (学名:Homo ラテン語で「人間」の意) は、哺乳類霊長目(サル目)ヒト科の属のひとつ。他のヒト科の分類群と比べて、巨大な大脳が特徴である。現生するヒト属の種はホモ・サピエンスのみであり、他に絶滅種として、ヒトの祖先や近縁種であるホモ・ネアンデルターレンシスやホモ・エレクトスなどが分類されている。ヒト属の分類および系統は研究途上であり、文献によって異なる分類が採用されていることがある。
ヒト属は、アウストラロピテクス属の一部の種から発展した属であり、他にアウストラロピテクス属から分かれた属に、パラントロプス属とケニアントロプス属がある。ヒト属の最初の種とされているのは、190万年前の化石記録のあるホモ・ルドルフエンシスであり、ホモ・サピエンス以外で最後の絶滅種とされている種は、ホモ・ネアンデルターレンシス、デニソワ人、ホモ・フローレシエンシスであり、いずれも約5万年前に絶滅した。
分類
ヒト属 Homo
系統
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以下のヒト属、アウストラロピテクス属、パラントロプス属、ケニアントロプス属を含む類人猿の分岐図は、分岐学的手法による化石人類の分類によって提案されているものである。
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
ヒト属に関連するカテゴリがあります。
ウィキスピーシーズに
ヒト属に関する情報があります。