フェルナンド・デ・ノローニャ座標: 南緯3度51分13.71秒 西経32度25分25.63秒 / 南緯3.8538083度 西経32.4237861度
フェルナンド・デ・ノローニャ(Fernando de Noronha ブラジルポルトガル語発音: [feʁˈnɐ̃du d(ʒ)i noˈɾoɲɐ])は、ブラジルのペルナンブーコ州に属する大西洋上の島々、及びその主島の名前である。 概要主島フェルナンド・デ・ノローニャ島を中心に20の火山島などの島々からなる。面積約26km2、人口約1200人。首都ブラジリアや旧首都リオ・デ・ジャネイロおよび同国最大都市であるサンパウロと時差があり、首都よりも1時間早い。人口は約3500人(2012年)。 島々およびその沿岸には大西洋島嶼森林および海洋性のマングローブがある、一帯にハシナガイルカ、マダライルカなどの多くのイルカおよびサンゴ、マグロ、カジキ、サメ、ウミガメ、熱帯の海鳥が生息しており、ザトウクジラの繁殖地でもある[1][2]。2018年にラムサール条約登録地となった[2]。 ただし、本島はむかし一度刑務所化され、その後も軍事基地として用いられたため、原生林は全て伐採され、全ての森林は外来種樹種の二次林である。また、外来種のネズミ、イヌ、テグーも持ち込まれ、鳥類の生息に大きな影響を与える[1]。 世界遺産主島であるフェルナンド・デ・ノローニャ島の大部分と周辺の島々、および海域は、「フェルナンド・デ・ノローニャ国立海洋公園」(Parque Nacional Marinho de Fernando de Noronha, National Marine Park of Fernando de Noronha[3])として国立公園になっている。これと、近隣のロカス環礁を中心とする「ロカス環礁海洋生物保護区」は、2001年に「ブラジルの大西洋上の島々 : フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁の保護区群」として世界遺産リストに登録された。 登録基準この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
交通空港
脚注
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