フィン・ウィットロック
フィン・ウィットロック( Finn Wittrock ,1984年10月28日 - )は、アメリカ合衆国の俳優で脚本家である。 ウィットロックはいくつかのTVシリーズにゲスト出演して俳優のキャリアを始めた。映画出演は2004年の『Halloweentown High』のコーディー役が最初で、2010年の映画『Twelve』から、また映画に出演するようになった。ジュリアード音楽院を卒業した後は、TVシリーズ『All My Children 』に2009年からレギュラー出演をしている。 またステージ作品では、2011年にオフ・ブロードウェイで、トニー・クシュナーの『The Illusion』に出演して、2012年マイク・ニコルズ監督による、アーサー・ミラー作品『セールスマンの死』のハッピー役でブロードウェイにデビューをした。 2014年に、TV映画『ノーマル・ハート』でのアルバート役が認められて、FXシリーズ『アメリカン・ホラー・ストーリー:怪奇劇場』にダンディ・モット役で出演した。この役でウィットロックはプライムタイム・エミー賞にノミネートされた。 経歴ウィットロックは、俳優のピーター・L・ウィットロック・シニアを父として、南カリフォルニア大学の作業療法教授のケイト・クレア・クローリーを母としてマサチューセッツ州レノックスで生まれた。家族はほかに弟のディランがいる[1][2]。 父がシェイクスピア・アンド・カンパニー・シアターで働いていたので、小さな頃からシアターの中で育って、ステージでペイジ・ボーイやメッセンジャーの役目を果たしていた。ハイ・スクールは"LACHSA"に通って、演技のクラスで学び、演技と映画製作を行っていた[3]。卒業後にジュリアード音楽院の入学許可を得たものの、しばらくはL.A.で、自分の俳優としての可能性を試すほうを選んで、この時は入校しなかった[4][3]。 ウィットロックはL.A.でテレヴィジョンのいくつかのエピソードに出演した。そして、翌年のジュリアード音楽院への入学を希望して受け入れられた。ドラマ部門の『グループ37(2004年-2008年)』に所属して、いくつかのシアター作品に出演した。またウィットロックはジュリアード・ジャーナルへの貢献が認められて"Juilliard Journal Award"を受賞した。そして、ドラマ部門での"Stephanie Palmer McClelland Scholarship"の受賞者でもあった[5]。2008年にBFAを取得してジュリアード音楽院を卒業した[6]。 キャリアジュリアード音楽院を卒業して2008年に、ワシントンD.C.にあるシェイクスピア・シアター・カンパニー製作の『ロミオとジュリエット』でロミオを演じた[7]。そして、バークシャー・シアター・フェスティヴァル製作の『キャンディダ』ではユージーン・マーチバンクス役で出演した[8]。TVシリーズの『All My Children』ではデイモン・ミラー役で2009年から2011まで、長期に出演を続けた。また、2009年、オフ・ブロードウェイの『The Age of Iron』ではトロイルス役で出演し、2010年のティーン・ドラマの映画『Twelve』ではウォーレン役で出演した[9]。 ウィットロックは、2011年にオフ・ブロードウェイで、劇作家トニー・クシュナーの作品『The Illusion』に出演した。ステージを見に来ていたマイク・ニコルズ監督は、プロデューサーのスコット・ルーディンのもとでオーディションを受けるようにすすめた。アーサー・ミラーの『セールスマンの死』のリヴァイヴァル上演でニコルズが監督予定のものであった。2012年に、ウィットロックはこの作品のハッピー役でブロードウェーにデビューをした。ウィリー役のフィリップ・シーモア・ホフマンやビフ役のアンドルー・ガーフィールドと共演したものであった。2012年『セールスマンの死』の上演で、監督のニコルズはトニー賞の演劇リヴァイヴァル作品賞を受賞し、ウィットロックはシアター・ワールド賞とクラレンス・ダーウェント・アウォーズの"Most Promising Male Performer"を受賞した[10][11]。 2014年には、TV映画『ノーマル・ハート』でライアン・マーフィー監督の作品に出演した。また2014年はウィットロックが出演した、映画『ニューヨーク 冬物語』と『ノア 約束の舟』が公開された。そして、マーフィーの作品に次に出演したのが、FXアンソロジー・シリーズ『アメリカン・ホラー・ストーリー:怪奇劇場』でのダンディ・モット役であった。このダンディ・モット役で。プライムタイム・エミー賞、ファンゴリア・チェーンソー賞、そして放送映画批評家協会TV賞にノミネートされた[12]。2014年に公開された、アンジェリーナ・ジョリー監督の『不屈の男 アンブロークン』では、ルイ役のジャック・オコーネルと共に第二次世界大戦でアメリカ空軍の爆撃手だったマック役で出演した。 2017年、ウィットロックはサム・ゴールド監督の『ガラスの動物園』でサリー・フィールドやジョー・マンテロと共にジム・オコーナーの役でブロードウェイに復帰した。この上演は3月23日にオープンして、7月2日に終了した[13]。 私生活ウィットロックは2014年10月18日に、長年のガールフレンドであったサラ・ロバーツと結婚した。ロバーツはジュリアード音楽院の卒業生であった[14][15]。 出演作品映画
TVドラマとTVシリーズ
ステージ
受賞とノミネーション
参照
外部リンク |
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