ピエール・ラグ
ピエール・ラグ(Pierre Ragues, 1984年1月10日- )は、FIA 世界耐久選手権に参戦中のフランス・カーン出身のフランスのレーシングドライバー、ラリードライバー。 2013年のヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMP2クラスで、ネルソン・パンシアティッシとパートナーを組んで参戦し、伴にチャンピオンとなっている。また、2014年のル・マン24時間レースでは、LMP2クラスに井原慶子とチームを組んで出場している。ラリーでは2021年にR-GT CUPの王者となっている。 レース経歴カートラグは1994年にカートを始めて、2001年のモナコ・カート・カップで2位になり、フランス・エリート選手権で3位に入った。ラグは自動車レースを始めてからも、カートの大会に出場し続けてきた[1]。 フォーミュラカーラグは2003年、フォーミュラレースのフランス国内の入門カテゴリーに当たるフォーミュラ・ルノー・カンピュスに参戦することで、自動車レースを始めた。そのシリーズで1勝を挙げて、チャンピオンのローレント・グロッピに次ぐランキング2位となる。ラグは、同年のスパ・フランコルシャン24時間レースにポール・ベルモンドと組んでクライスラー・ダッジ・バイパー GTS-Rで参戦した。2004年と2005年にフランス・フォーミュラ・ルノーに参戦し、両シーズンで総合順位12位と15位に入っている。 2006年にスポーツカーレースを始めた後も、2007年のインターナショナル・フォーミュラ・マスターに参戦してオッシャースレーベン・ラウンドで3位に入り、年間総合順位14位となっている。 スポーツカーレース2006年にポール・ベルモンド・レーシングでル・マン・シリーズとル・マン24時間レースのLMP2クラスに参戦することで、スポーツカーレースを始めた。2007年の短期間のフォーミュラレースへの復帰の後、2008年のル・マン・シリーズのLMP2クラスにソルニエ・レーシングで参戦し、ランキング5位に入り、ル・マン24時間レースでもクラス3位に入った。 2009年にシグナチュール・チームに移籍した。彼らはル・マン24時間レースでLMP1クラスで9位、総合11位に入り、ル・マン・シリーズでもLMP1クラスでランキング7位に入った。2010年シーズンにシグナチュールはレースカーをローラ・アストンマーティン B09/60に変更し、チームズ・ランキング2位、ドライバーズ・ランキング4位に入った。 2011年にオーク・レーシングに改称したソルニエ・レーシングにラグは戻り、2012年にシグナテック-ニッサンと呼ばれるようになったシグナチュール・チームに復帰した。2012年のル・マン24時間レースでクラス4位、総合順位10位に入っている。 2013年はヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMP2クラスにシグナテック-ニッサンで参戦し、ドライバーズ・ランキングとチームズ・ランキングの両タイトルを獲得した。 2014年はラルブル・コンペティションで井原慶子とリッキー・テイラーの3人組でチームを組んで出場し、総合順位14位、LMPクラス9位に入っている。 レース記録FIA 世界耐久選手権
ル・マン24時間レース脚注
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