獲得メダル
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ブラジル
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ブラジリアン柔術
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世界柔術選手権
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金 |
2003 リオデジャネイロ |
64kg級
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銀 |
2004 リオデジャネイロ |
64kg級
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金 |
2005 リオデジャネイロ |
64kg級
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金 |
2006 リオデジャネイロ |
64kg級
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ビビアーノ・フェルナンデス(Bibiano Fernandes、1980年3月30日 - )は、ブラジルの男性柔術家、総合格闘家。アマゾナス州マナウス出身。ファイトチーム・ビビアーノ所属。ブラジリアン柔術黒帯。元ONE世界バンタム級王者。元DREAMバンタム級王者。元DREAMフェザー級王者。
極めの速さから「ザ・フラッシュ」の異名を持つ。スピーディーな動きで相手を翻弄し、一瞬の隙を突いて関節技を極める[1]。
来歴
13歳からブラジリアン柔術を始めて、世界柔術選手権、ブラジル選手権での優勝など数々の柔術大会で実績を残す。
2003年11月1日、日本で開催されたプロ柔術「DESAFIO」でアギナルド・タバ・マサオと対戦し、開始24秒三角絞めで一本勝ち[2]。
2004年7月29日、ブラジル・サンパウロで開催されたプロ柔術「DESAFIO 2」で渡辺孝と対戦し、6-4のポイント勝ち[3]。
2004年10月23日、Jungle Fight 3で総合格闘技デビュー。ルイス・フィゴラにチョークスリーパーで一本勝ち。
2005年4月、プロ柔術 Gi-06で行われたGiペナ級ワールドカップトーナメントに出場。準決勝で小室宏二、決勝で植松直哉に勝利し、優勝を果たした。
2005年10月19日、カリフォルニア州で行われたヒクソン・グレイシー主催のブドーチャレンジ60kg未満級に参戦。1回戦でエドワード・サンチェスに三角絞めで一本勝ちし、決勝でも勝村周一朗に三角絞めで一本勝ちし、優勝。
2006年10月28日、KOTC世界バンタム級(-66kg)タイトルマッチでユライア・フェイバーと対戦。バックマウントを奪うなど有利に試合を進めたが、フェイバーの肘打ちで額をカットし、ドクターストップでTKO負けを喫し王座獲得に失敗した。
2007年9月17日、初参戦となったHERO'Sで山本"KID"徳郁と対戦し、腕ひしぎ十字固めを極めかけるなどしたが、判定負け。
DREAM
2009年3月8日、DREAM初参戦となったDREAM.7のフェザー級(-63kg)グランプリ1回戦で大塚隆史と対戦し、判定勝ちを収めた。
2009年5月26日、DREAM.9のフェザー級グランプリ2回戦で今成正和と対戦し、判定勝ちを収めた。
2009年10月6日、DREAM.11のフェザー級グランプリ準決勝でジョー・ウォーレンと対戦し、開始42秒腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。続く決勝では高谷裕之に判定勝ちを収め優勝を果たし、初代DREAMフェザー級王座に認定された。
2010年3月22日、DREAM.13のフェザー級タイトルマッチでヨアキム・ハンセンと対戦。主に打撃の攻防となり、一進一退だったが2-1の判定勝ちを収め王座の初防衛に成功した。
2010年12月31日、Dynamite!! 〜勇気のチカラ2010〜で行なわれたDREAMフェザー級王座の2度目の防衛戦で高谷裕之の挑戦を受け、0-3の判定負けで王座から陥落した[4]。連勝が7で止まった。
2011年9月24日、DREAM.17のバンタム級世界トーナメント1回戦でDEEPバンタム級王者の大塚隆史と対戦し、チョークスリーパーで一本勝ちを収めた。
2011年12月31日、元気ですか!! 大晦日!! 2011のDREAMバンタム級世界トーナメント準決勝でホドルフォ・マルケス・ディニスに3-0の判定勝ち。決勝ではアントニオ・バヌエロスをパウンドでTKO勝ちを収め優勝を果たし、2階級制覇となる初代DREAMバンタム級王座に認定された。
ONE Championship
UFCより、地元カナダで開催されるUFC 149でローラン・デロームと対戦予定と発表があったが、後日ビビアーノ本人が自身のFacebookでこれを否定。その後ズッファ社長のダナ・ホワイトもビビアーノと契約を交わしていない事を認める発言をした。その後、東南アジアを中心に活躍するONE FCと契約を交わした事が発表された[5]。
2012年8月31日、ONE FC初参戦となったONE FC 5でグスタヴォ・ファルシローリ(英語版)と対戦し、判定勝ち。
2012年12月31日、DREAM.18 & GLORY 4に出場し63kg契約で前田吉朗と対戦。流れるような寝技の展開の中で三角絞めを極め、一本勝ち。
ONE世界王座獲得
2013年5月31日、ONE FC 9: Rise to PowerのONE世界バンタム級暫定王座決定戦で岡嵜康悦と対戦し、判定勝ちを収め王座獲得に成功した。
2013年10月18日、ONE FC 11: Total DominationのONE世界バンタム級王座統一戦で正規王者キム・スーチョルと対戦し、判定勝ちを収め王座統一に成功した。
2014年5月2日、ONE FC 15: Rise of HeroesのONE世界バンタム級タイトルマッチで挑戦者の上田将勝と対戦し、3-0の判定勝ちを収め王座の初防衛に成功した。
2014年12月5日、ONE FC 23: Warrior's WayのONE世界バンタム級タイトルマッチで挑戦者のキム・デファンと対戦し、リアネイキドチョークで一本勝ちを収め2度目の王座防衛に成功した。
2015年7月18日、ONE Championship 29: Kingdom of WarriorsのONE世界バンタム級タイトルマッチでCWFCバンタム級王者のトニ・タウルと対戦し、パンチでKO勝ちを収め3度目の王座防衛に成功した。
2016年1月23日、ONE Championship 37: Dynasty of ChampionsのONE世界バンタム級タイトルマッチで挑戦者のケビン・ベリンゴン(英語版)と対戦し、キムラロックで一本勝ちを収め4度目の王座防衛に成功した。
2016年12月2日、ONE Championship 50: Age of DominationのONE世界バンタム級タイトルマッチで挑戦者のリース・マクラーレンと対戦し、2−1の判定勝ちを収め5度目の王座防衛に成功した。
2017年8月5日、ONE Championship 57: Kings & ConquerorsのONE世界バンタム級タイトルマッチで挑戦者のアンドリュー・レオーネと対戦し、リアネイキドチョークで一本勝ちを収め6度目の王座防衛に成功した。
2018年3月24日、ONE Championship: Iron WillのONE世界バンタム級タイトルマッチで挑戦者のマーティン・ニューイェン(イタリア語版)と対戦し、2−1の判定勝ちを収め7度目の王座防衛に成功した。
2018年11月9日、ONE Championship: Heart of the LionのONE世界バンタム級タイトルマッチで挑戦者のケビン・ベリンゴンと対戦し、1-2の判定負けを喫し王座陥落した。8年ぶりの敗戦となった。
2019年3月31日、ONE Championship: A New EraのONE世界バンタム級タイトルマッチで王者のケビン・ベリンゴンに挑戦し、反則の後頭部への肘打ちを受けてダメージで試合を続行することができなくなり、反則勝ちを収め王座の獲得に成功した。
2019年10月13日、ONE Championship: Century Part 2のONE世界バンタム級タイトルマッチで挑戦者のケビン・ベリンゴンと対戦し、リアネイキドチョークで一本勝ちを収め王座の初防衛に成功した。
世界王座陥落
2022年3月11日、ONE Championship: Lights OutのONE世界バンタム級タイトルマッチでバンタム級ランキング1位の挑戦者ジョン・リネカーと対戦し、左フックで2RKO負け。王座から陥落した。
2022年11月19日、ONE on Prime Video 4にてマーク・ステファン・ロマンと対戦し、判定負け。
人物・エピソード
戦績
総合格闘技
総合格闘技 戦績
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30 試合
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(T)KO
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一本
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判定
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その他
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引き分け
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無効試合
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24 勝
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2
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9
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12
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1
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0
|
0
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6 敗
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2
|
0
|
4
|
0
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勝敗
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対戦相手
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試合結果
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大会名
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開催年月日
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× |
マーク・ステファン・ロマン |
5分3R終了 判定0-3 |
ONE on Prime Video 4: Abbasov vs. Lee |
2022年11月19日
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× |
ジョン・リネカー |
2R 3:40 KO(左フック) |
ONE Championship: Lights Out 【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】 |
2022年3月11日
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○ |
ケビン・ベリンゴン(英語版) |
2R 2:16 リアネイキドチョーク |
ONE Championship: Century Part 2 【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】 |
2019年10月13日
|
○ |
ケビン・ベリンゴン(英語版) |
3R 3:40 失格(後頭部への肘打ち) |
ONE Championship: A New Era 【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】 |
2019年3月31日
|
× |
ケビン・ベリンゴン(英語版) |
5分5R終了 判定1−2 |
ONE Championship: Heart of the Lion 【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】 |
2018年11月9日
|
○ |
マーティン・ニューイェン(イタリア語版) |
5分5R終了 判定2−1 |
ONE Championship: Iron Will 【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】 |
2018年3月24日
|
○ |
アンドリュー・レオーネ |
1R 1:47 リアネイキドチョーク |
ONE Championship 57: Kings & Conquerors 【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】 |
2017年8月5日
|
○ |
リース・マクラーレン |
5分5R終了 判定2−1 |
ONE Championship 50: Age of Domination 【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】 |
2016年12月2日
|
○ |
ケビン・ベリンゴン(英語版) |
1R 4:04 キムラロック |
ONE Championship 37: Dynasty of Champions 【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】 |
2016年1月23日
|
○ |
トニ・タウル |
3R 1:02 KO(パンチ) |
ONE Championship 29: Kingdom of Warriors 【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】 |
2015年7月18日
|
○ |
キム・デファン |
2R 1:16 リアネイキドチョーク |
ONE FC 23: Warrior's Way 【ONE世界バンタム級タイトルマッチ】 |
2014年12月5日
|
○ |
上田将勝 |
5分5R終了 判定3-0 |
ONE FC 15: Rise of Heroes 【ONE 世界バンタム級タイトルマッチ】 |
2014年5月2日
|
○ |
キム・スーチョル |
5分5R終了 判定3-0 |
ONE FC 11: Total Domination 【ONE世界バンタム級王座統一戦】 |
2013年10月18日
|
○ |
岡嵜康悦 |
5分5R終了 判定3-0 |
ONE FC 9: Rise to Power 【ONE世界バンタム級暫定王座決定戦】 |
2013年5月31日
|
○ |
前田吉朗 |
1R 1:46 三角絞め |
DREAM.18 & GLORY 4 〜大晦日 SPECIAL 2012〜 |
2012年12月31日
|
○ |
グスタヴォ・ファルシローリ(英語版) |
5分3R終了 判定3-0 |
ONE FC 5: Pride of a Nation |
2012年8月31日
|
○ |
アントニオ・バヌエロス |
1R 1:11 TKO(右フック→パウンド) |
元気ですか!! 大晦日!! 2011 【バンタム級世界トーナメント 決勝】 |
2011年12月31日
|
○ |
ホドルフォ・マルケス・ディニス |
5分2R終了 判定3-0 |
元気ですか!! 大晦日!! 2011 【バンタム級世界トーナメント 準決勝】 |
2011年12月31日
|
○ |
大塚隆史 |
1R 0:41 チョークスリーパー |
DREAM.17 【バンタム級世界トーナメント 1回戦】 |
2011年9月24日
|
× |
高谷裕之 |
3R(10分/5分/5分)終了 判定0-3 |
Dynamite!! 〜勇気のチカラ2010〜 【DREAMフェザー級タイトルマッチ】 |
2010年12月31日
|
○ |
ヨアキム・ハンセン |
2R(10分/5分)終了 判定2-1 |
DREAM.13 【DREAMフェザー級タイトルマッチ】 |
2010年3月22日
|
○ |
高谷裕之 |
2R(10分/5分)終了 判定2-1 |
DREAM.11 フェザー級グランプリ2009 決勝戦 【フェザー級グランプリ 決勝】 |
2009年10月6日
|
○ |
ジョー・ウォーレン |
1R 0:42 腕ひしぎ十字固め |
DREAM.11 フェザー級グランプリ2009 決勝戦 【フェザー級グランプリ 準決勝】 |
2009年10月6日
|
○ |
今成正和 |
2R(10分/5分)終了 判定3-0 |
DREAM.9 フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND 【フェザー級グランプリ 2回戦】 |
2009年5月26日
|
○ |
大塚隆史 |
2R(10分/5分)終了 判定3-0 |
DREAM.7 フェザー級グランプリ2009 開幕戦 【フェザー級グランプリ 1回戦】 |
2009年3月8日
|
○ |
レン・タム |
1R 0:58 三角絞め |
Raw Combat: Redemption 【Raw Combatフェザー級王座決定戦】 |
2008年10月25日
|
○ |
フアン・バッハンテス |
5分3R終了 判定3-0 |
Raw Combat: Resurrection |
2008年6月20日
|
× |
山本"KID"徳郁 |
5分3R終了 判定0-3 |
HERO'S 2007 ミドル級世界王者決定トーナメント決勝戦 |
2007年9月17日
|
× |
ユライア・フェイバー |
1R 4:16 TKO(ドクターストップ) |
KOTC: All Stars 【KOTC世界バンタム級タイトルマッチ】 |
2006年10月28日
|
○ |
ルイス・フィゴラ |
1R 0:31 チョークスリーパー |
Jungle Fight 3 |
2004年10月23日
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柔術
勝敗
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対戦相手
|
試合結果
|
大会名
|
開催年月日
|
○ |
勝村周一朗 |
1R 三角絞め |
ブドーチャレンジ 【60kg未満級 決勝】 |
2006年5月26日
|
○ |
エドワード・サンチェス |
2R 三角絞め |
ブドーチャレンジ 【60kg未満級 1回戦】 |
2006年5月26日
|
○ |
植松直哉 |
10分終了 ポイント5-0/アドバンテージ1-0 |
プロ柔術 Gi-06 【Giペナ級ワールドカップトーナメント 決勝】 |
2005年4月10日
|
○ |
小室宏二 |
9:02 反則 |
プロ柔術 Gi-06 【Giペナ級ワールドカップトーナメント 準決勝】 |
2005年4月10日
|
○ |
福住慎祐 |
10分終了 ポイント19-0/アドバンテージ1-0 |
プロ柔術 Gi-06 【Giペナ級ワールドカップトーナメント 2回戦】 |
2005年4月9日
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○ |
廣瀬貴行 |
6:55 送り襟絞め |
プロ柔術 Gi-06 【Giペナ級ワールドカップトーナメント 1回戦】 |
2005年4月9日
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獲得タイトル
- 世界柔術選手権 黒帯プルーマ級 優勝(2003年)
- 世界柔術選手権 黒帯プルーマ級 準優勝(2004年)
- 世界柔術選手権 黒帯プルーマ級 優勝(2005年)
- 世界柔術選手権 黒帯プルーマ級 優勝(2006年)
- プロ柔術 Gi-06 Giペナ級ワールドカップトーナメント 優勝(2005年)
- ブドーチャレンジ 60kg未満級 優勝(2005年)
- Raw Combatフェザー級王座(2008年)
- DREAMフェザー級グランプリ2009 優勝(2009年)
- 初代DREAMフェザー級王座(2009年)
- DREAMバンタム級世界トーナメント 優勝(2011年)
- 初代DREAMバンタム級王座(2011年)
- ONE FC世界バンタム級暫定王座(2013年)
- 第2代ONE世界バンタム級王座(2013年)
- 第4代ONE世界バンタム級王座(2019年)
脚注
関連項目
外部リンク